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2018年6月 4日 (月)

神様は信じますか?

Photo 初めて見た映画なのに見た気がする。何かのどの部分かが同じなのだ。どこがどう似ているのか? いや、Ⅿ・ナイト・シャマラン監督でメル・ギブソン主演の「サイン」という映画は「メッセージ」に似ているのです。
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 サインにおいてはミステリーサークルで始まり、宇宙人は円盤に乗ってやってくる。この宇宙人は地球の資源を搾取する悪い宇宙人で、ギブスン一家は地球人として対抗しなければなりません。
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 メッセージにおける宇宙人は悪ではなく、当面はこの前触れを知らせる宇宙人です。ただ最終的には似たような事になるらしい。禍福はあざなえる縄のような物で、良いとも悪いとも言い難い……時間と将来は東洋的というか、そんな未来になっている。
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 メルには奥さんがいらないらしい。それを知っている女警官は何となく一家に親切でメルにも気のある顔つきです。子供がふたり居るのに奥さんがいないのは不幸、でも弟と同居して女警官が親切なのは? つまり幸福とも不幸ともいえない。
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 メルは前牧師で、なぜか今は止めている。にもかかわらず信仰はあった方が「得」という論を述べるが……軽薄な有神論に時間をさき、映画は全体を安っぽくしている。それは悪意だけの宇宙人にもいえ、この映画を娯楽以上のものでは無くしている。
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 昔、宮崎みどりさんの講演に聞いた。「実験によると人は美男美女に意地悪で、不親切、そうでない人の方に親切」という。多分だが神を信じるとトクになる信念には裏付けが取れない。立証説得するつもりはないが俗説にすぎない。
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 メッセージに出て来る言語学者、ルイーズは宇宙人との交流によって、地球の運命と同時に、自らの運命を悟る。運命はどうしようもないから運命なのだが、悟りによって理解された物は、悟りの外に導くことも出来ない……そもそもの意味でそれは悟りだ。
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 単純にはギブスンがハンサムだから好意を抱かれる、そう理解します。最初はそうかも知れないが、現実では嫉妬を買い易く苛めも受け易い。その時間は長く続く……私もそれほどハンサムでないので詳しい事はしらないが、理由のない好意は後の理由のない悪意につながっていく。
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 宮崎みどりクラスだと、このように実験を語っても無理がない。美人であったりハンサムだったりする事はそうないので、一般人がどれほど牧師や神父のように神を信じるかは気になる所です……熊本に地震が起きた時、熊本県人が悪い事をしたからだ、ネットではそう噂されました。
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 良い行いには良い報い、悪い行いに悪い報い……誰もが良い報いを信じて生きる。そんな因果律の上にだけ人は生きる訳ではない。2度の地震という体験からは熊本は別な地震観を持ったとされる。ルイーズもメッセージの終わりで、今までとは違う人生観を得る。
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 最終的に自分に起こることは自分で解決するしかない。連れ合いや家族や親戚や友人に相談するにしたって、家族は本人ではなく自分がどうしたいかは結局自分にしか分からない。その現実に当たったら、当たる事なく一生終わる人もある。まだ子供の時に問題に突き当たる人もいる。
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 本人は父親や牧師に何、何、相談することなく自分の運命を引き受けていきます。それが悟りという事なのか、ルイーズの運命には神の福音や、誰もが感じるハッピーエンドは感じられません。これがサインとメッセージの違う所です。

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