« サイコパスは何処に | メイン | NHK最高裁判決 »

2017年12月 4日 (月)

悪質商法

Photo

 今は影をひそめたが、高齢者を集めて物を配ったり、安く売ったりする「ハイハイ学校」というのがあった。無料や100円のうちはいいが、その内、高価な物を買わせる、つまり詐欺商法です。一人暮らしで静かな暮らしの人は熱狂的な場の空気に飲まれてしまう。
,
 何でこんな古い話をするか? ハイハイ学校は廃れたが同じ仕組みは、別な所で使われる。様変わりしてちょっと見は分からないが、ヒットラーとアイヒマンごっこで利益を出す仕組みは同等です……何の店か? 証拠不足でまだ言えないが、そのチェーン店は同じではないかト考えている。
,
 店長と言われるボスがいて、この空気をしきる。学生上がりの若手が4、5人が空気を盛り上げる。布団だとか按摩器とかを50万とか、法外な価格で売り付けます。場内には数十人の客があるが、店長の味方になって「買って上げなさいよ」とか言い、売り付けられる人の味方にならない。
,
 店長がヒットラーで店員がアイヒマンという図式になる。ハイハイ学校は映画「悪人」にも出て来ます。樹木希林さんが騙され役いうか、引っ掛けられる役を演じます。現金がなければカード会社に借りさせる。すると法外でもインチキでも取り消しは出来ない。
,
 オレオレ詐欺が流行って、オレオレの方が金額がいいのでハイハイ学校は流行らなくなった。オレオレも集金に行く若手は、あまり内容を知らない。私はハイハイ学校に雇われる若手と、雇われる寸前に話しました。就職先がなくて困った挙句に行っている。
,
 ――あそこは、そういう事をやった所だよ。
「えっ、そういえば思い当たる」
――よく確認してから行ってね。
「僕も断れなくなりそうで怖い。行きません」
,
 こういった純朴な青年を雇うのだが、店長タイプの中年男、あるいは中年女性も悪という感じはない……店長がヒットラーというのではなく、店長用のマニュアルが存在するのかもしれない、私も100円の米というので2度、行ったことがある。30分の何という事もない口上を聞いた。
,
 口上は、むしろ面白かった。口上は日を追うごとに長くなるという。口上が2時間を超えると大物の売付けが始まる。5万円の布団とか、3年分のサプリメントとか、必要のない物が売り込まれる。ターゲットの客にねらいを定め店長、店員が協力して口撃する。隣り合った客も店側に付くという。
,
「買いなっせ。買うてやんなっせ……アタは何も買うとらんでしょうが……」
 判っていて、おおむね判っていてそんな店になぜ行くか? 無料、あるいは安い米が食いたいのです。ヒマなのです。行くべきところがないのです。魚沼産コシヒカリがキロ100円なはずがない。それを知っていて行く。客と店はある意味で、最初から共犯関係にある。
,
 むろん警察、公正取引委員会の介入などでハイハイ学校は取締の対象となり消滅します。だが書いたように需要はある。偽物でもいいコシヒカリ米が欲しい……問題点をクリアしたら公取委も介入できないはずで、商売の余地はあるのです。
,
 安い4Kテレビがミスターマックスから売り出されます。今度はきっちり半値ですって……ドンキではさらに2万円のノートパソコンを売り出しました。youtubeにレビューが出てますがソコソコいい。それは二万五千円のモノや三万のモノに比べれば不足する部分はあるが……これはいい部類。
,
 合法と思われる店舗でも「それはこの店の決まりなんです」「うちはそれはしません」合法的にサービスを落とす。そうすれば店の利益を増すことになる。ハイハイ学校の方法を取り込む店も出ている。するとそれは自由競争になります。ヒットラーのマニュアル、悪い部類と私は感じました。
,
●催眠商法( Bait-and-Switch Schemes)とは、催眠術的な手法を用い、購買意欲を煽って商品を販売する。暴力的な事例、威圧的キャッチセールスが行われていた。暴言や罵倒による恐喝だけでなく暴力を振るった事例も見られる。SF商法、ハイハイ学校の別名。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.blog.bbiq.jp/t/trackback/394232/34096047

悪質商法を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿