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2017年9月18日 (月)

後妻業の女 映画

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 真実なんて物は怪しい……かと言って嘘を誠に変える魔法を探す訳ではない。頼ろうとするから騙されます。数年前に読んだ小説「後妻業」が、映画化されます。
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 主役の大竹しのぶさん「後妻業の女」で騙され役の男優陣は津川雅彦、森本レオ、笑福亭鶴瓶さん……といった面々です。いや最後の鶴瓶は騙されるフリをして……女性を釣る竿師ですって。
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 歳を取ったら出来れば若いカミさんでも貰って、老後の何やかやを看てもらう。大竹さんの「趣味は読書と星を見ること」なんてセリフに、理想的後妻像を重ねます。これって古すぎです。今時、そんな女性はいない。
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 女性は分からない。私がおもうには女性に理解してもらえるなんて、そもそもありうるか? 別に離婚の必要はないが、高齢化するほど家庭内でも別居、別行動を進めた方がいい。
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 私だけかと思ったら、マンガ島耕作シリーズの広兼憲史さんも似たようなご意見らしい。身の回りを整理して料理を作り、趣味や付き合いは縮小し、見栄は張らない。具体的には年賀状はもう書かない等。結婚中から人はひとり生まれ一人に帰る。
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 週刊ポスト(9・29)の記事で、広兼さんは高齢化した男こそ自立すべきという。寂しいから不安だから再婚したい、婚活パーティに後妻を募る男たちの映画と真逆です。どっちに真実があると思いますか?
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 婚活パーティは熊本市でもやってます。元締めは福岡にあるらしく、各市の安いホテルを会場に、来ないかとメールがありました。私は行きません……メールといえば先だって個人の女性からメールが入ります。もう少しだけ信憑性がある。
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 長くは引用しませんが「漱石好きそうだが一緒に映画に行かないか……」そういう文面でした。都内の方ですが誘うにしては雑でした。当方は、九州住まいで高齢と返事したら、無論それっきり……間に受けられません。
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 映画の方は人間喜劇という事で豊川悦司さん扮する結婚相談所、所長の仕切りで入籍から遺言書の作成、殺害、葬式と進行します。ただ連続殺人となると人間喜劇も笑ってばかり済ませる訳にも行かない。
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 一件づつに千万単位の現ナマや不動産がからむにしては、警察検察の筋が入らない。私立探偵の永瀬正敏さんは絡むが、関係筋の考えは表さない。後妻業という言葉まで出来、それなり現実は進行している……だから何、どう思うというの?
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 それが弱い、この映画は伊丹監督の「マルサの女」のバリエーションになります。しかしマルサやお葬式のように見終わった後の、肯定的な味わいが広がらない。これだけの俳優を集めたというのに、本や編集の問題でもなく、監督の力量が足りない。同様の試みは「SCOOP!」「舞妓はレディ」と並んでいる。

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