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2017年7月14日 (金)

アバウトタイム 映画

About ちょっとユルい、いい加減なタイムトラベル映画でした。紹介の神保哲生さんも「これは?」と言いよどみ、推薦に二の足を踏んだが、かまわずDVDを借りた。
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 タイムスリップ物は「時をかける少女」や「バックトゥザフューチャー」で、すでに説明された。失敗体験など、体験にやり直しを加え、失敗でなくするアレだ。
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 実際にタイムスリップ出来るんなら、株で大儲けが出来る。主人公ティムも最初そう考えるが、指南の父親に止められる。お爺ちゃんもそのまた前の曽祖父も、我が家系は金で不幸になった。
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 だからタイムトラベル術は、ティムには恋愛専用のグッズになる。いや一度だけ親友のために術を使う場面があるが、それがためにメアリーとの出会いはなかった事になってしまう。
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 あちらを立てればこちらが立たず、両方立てればわが身が立たず……親友なんていない方がいい。カノジョなんてのも……よくある結論に陥りそうになりながら、ティムの悪戦苦闘を、映画アバウトタイムは描いていく。

(副題は「愛おしい時間について」辞書には単に「良い時間」とある。大雑把で、いい加減な時間の意味はない、残念!)
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 説明はほどほどにトントントンと物語が運ぶと爽快感が漂う。最初、メアリーは前髪を垂らして登場する。つまり高校生に見えるが、高校生にように純情、未体験ではない……つまりタイムスリップを重ねて行くうちに……
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 ティムは部屋まで送って行って、それで部屋の中まで入って、ベッドの中でごちゃごちゃして、あげく床の上で第2戦とか3戦とか……しまいにはメアリーのお尻に小さなタトゥーまで見えてしまう。
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 前髪を切り過ぎて気にしていた美少女は、とんでもないイケイケ姉ちゃんという所まで、初デートシーンから一気に行ってしまう……お笑い恋愛劇場、人生そんなもんです。イケイケは悪いとか、悪知恵はけしからんとか言ってられない。
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 こうなると結論いうか、そろそろオチも見えて来る。映画には段取りが悪い所もあり後半、前半のようにトントントンと行かない。落ちる所に落とせない。映画にはよくある中だるみ、つまりタイムスリップで、自分だけ上手には生きられない。
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 この部分はバラす他はない。自分の失敗を受け入れ、お爺ちゃんや曽祖父の失敗も受け入れないと、ティムの本当の大団円にはならない。映画の最後は、冒頭の新年パーティに持って行くべきでした。この映画は英米合作だが、内容は哲学的というか、英国的な部分が大きい。
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 私の中での結末では、タイムトラベルで会えた人も、会えなかった人もみんないる。現実にはありえない、新年パーティの中に、ティムの人生の、時間という時間が結集され、フェリーニ風のお祭りとなる……まあ予算がなかったのだろうが。

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