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2017年1月17日 (火)

そこのみにて光輝く 映画

Sokono

 映画「そこのみにて光輝く」を見ます。書かなかったが、今、映画はyoutubeや近隣国のネットに行けば無料で見られるのも……まあ物によりですが……こんなにいい映画とつゆ知らず。
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 不良画質で見てしまったト後悔してます。これはDVDで見たかった。芥川候補の純文学を原作として、アート系の映画で、1970年前後に在りがちな陰鬱な雰囲気がいい。
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 今、現実はあの時代にまた似て来た。ズルいヤツは小賢しく、弱いヤツからくすねる。小賢しい奴には上がいて、そのまた上もいる。おぞましく吐気のする連鎖は……どこまでも続く。あの時代と今が似てきた訳でなく、これは変わらなかったか?
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 池脇千鶴さんは、壮絶な汚れ役に挑み、この仕上がりに敬意を表します。考えてみれば宮崎あおいさんなら何とかなるが、池脇さんの活躍できる場所は、ほぼ閉ざされた。
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 TVドラマはむろん、映画さえこういう作品は、ほぼ作れない状況です。この手の話で前回、見たのはDVDで「共喰い」でした。大島渚風のタッチはヒヤッと心に凍みました。
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 どこか違う場所で生き直せば、少し違う生き方も開ける気がしました。小さな町で小さな利権に群がるより……思いました。でも大きな町では大きな利権を争ってネ。まあ、よくある話です。
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 何のことはない利権の取り合い絞り合い。「そこのみ」の原作は佐藤泰志さんで、この方は自殺されまして再評価の流れから、ここに映画化された。佐藤さんは3度か芥川賞候補になって、結局取れなかった。
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 42才で自殺、妻子があるのになぜ? 今さら理由は確定できないが芥川賞もあるのではないか……トいわれてます。ただ私は取ったら道が開けたとは思いません。暗いもん、自分で切り開かないと開けません。
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 原作は少し構造が入り組んでいるのか? もう少しで長谷川伸の時代劇みたいな話になる。洋画のたとえば「ドライブ」とか「ナイトクローラー」とか「マネーモンスター」とか、娯楽化も出来るのに……
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「共喰い」もそうだが大人になれない。それで現実から卒業できない。一種の子供である自分が可愛い。そういう人たちに、もう飽きたいうか。選考委員も、それで話芸の人に上げたりしてますネ。
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 同情で賞を上げても駄目な人はダメ、前例がいっぱいあって、そういう判断が含まれる。気がしますねえ。そういう私もDVD借りてきて、これもう一回見るか? ううん、微妙です。
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 芥川、直木賞を辞退した作家には高木卓、山本周五郎がそれぞれある。以来同賞については貰う意志を聞いてから上げることになったそうな……上げるにいらない。上げないのに欲しい。どちらも人騒がせではあります。

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