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2016年10月28日 (金)

ナイトクローラ 映画

Night

 ナイトクローラのテーマは交渉術、ほとんどは言葉での駈引きです。ルイス・ブルームは登場でこそ泥棒だが、やり方を学び、放送局の外注会社を立ち上げて行きます。
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 抜け目がないトいうよりワルです。誠実や勤勉の時代は終わった。金持ちと支配層は、貧乏人から絞り取る方法を、合法に確立させた。どこにも救いはない。
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 残されたチャンスは、良心を捨ててワルにならなければ見つからない……トまあ、そんな認識にあります。新自由主義とは、はっきり言えばそういう下地にあります。
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 その意味でナイトクローラーの台本は画期的といえる。映画「タクシードライバー」以来の悪漢小説、ピカレスクロマンと評判です。日本でいえば「闇金ウシジマくん」と同じ線にある。
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 絞る取る為には中流を下級に落とし込める。たとえば人権を剥ぎとる、その一方で自己主張を悪いことと常識化する。誇りや元気や積極性を道徳律で縛る。そのような手法は進んでいる。
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 ブルームからビデオ画像を買うのはニーナというTV局の演出家、プロデューサーです。リックとはブルームが雇う助手、他にも重要な配役はどれも善人として描かれず、見る人への救いはない。
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 救いがないとは、ブルーム役のジェイク・ジレンホールもニーナ役のレネ・ルッソも、いわゆる美形とはいえず、そういう心地よさは何もない。これは現実に目を向けるための映画で、リックも含めた3人の演技が鮮やか、まさに内容で見せます。
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 福山雅治さんはリリー・フランキーさんと再度組んで映画「SCOOP」を作ったそうです。パパラッチ映画と聞くので、この線を狙ったのかな? 何でも「盗写1」原田眞人監督が原点という。主演は原田芳雄さん。
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 中年以後を鮮やか演じられたのは確かに原田さんまでで、今でいえばちょいワルおやじ。ワルったってタバコを止め浮気も止めて、むろん薬も止めるト……子供に帰るだけ大人の男の演じようが無くなります。ブルームの人間像、設定は若いのだが大人っぽい。
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 今では酒も体に悪いのがはっきりしました。マリファナ程度で高樹沙耶さんのように騒がれたんでは敵わない。私もワルは止めま……いえ最初からワルと言えるもんでも……?
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●ナイトクローラーとはミミズ、下等生物。またⅩマンでは超人的な俊敏さとテレポート能力を持つ。

●予告編 https://www.youtube.com/watch?v=SuwFGMGt1go

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