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2016年10月20日 (木)

ノア ~約束の舟~など 映画

Noa

 そもそも神は何語で話すのか? 私は神の声を聴いたことはありません。むろん旧約聖書の神とユダヤ教のそれとで、どう違うか? 聞き分けることも出来ない。
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 ノアとは箱舟の、あの約束の船です。だが箱舟が何を意味し、神との約束その意図、ノアの思惑の意図は合致したか? それさえも怪しいトいうのがダーレン・アロノフスキー監督の意図になる。
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 この映画の監督はブラックスワンを撮った人で、あの「……スワン」の原作は日本マンガと言われる。日本のオタク文化に詳しく、アロノフ自身で日本びいきを標榜する。
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 映画はノアの一家の他に、カイン一族が出て来る。このカインの長、おさのかざす論理がジコチューです。さらに神の意図は人間を撲滅したかったのでは……
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 人のいない地球や自然環境を狙ったのではないか? そうアロノフ監督は匂わせる。キリッスト者としては異端の内容で各所で、本作は不入りあるいは上映禁止となったらしい。
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 カインのブラックな論理は自滅するしかない。だが日本での「自然」は絶妙なバランスで成立する。もっとも棚田とか、里山の環境は、純粋に自然といえるかどうかは怪しい……悪い言う意味ではない。
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 人間全体の自己中心性、アロノフ監督の自己嫌悪を含めて造形化されるのだろう……映像は楽しくない。美しくない。ある種のオタクたちの物欲のように、収集のための収集でしかない……ように私には見える。
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 星野道夫さんの「星のような物語」を最近、見た。日本人が自然を撮ると美しい。自然が自然だけでバランスするからと思う。観光バスで行う感傷旅行は、自然崇拝ではないかト私は思う。
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 城の傍で女学生が2人、枯葉を拾っていた。ひどく昔の記憶だがなぜか消えない。桜の葉は10月の今頃、赤や黄に変色する。地に落ちて土に帰るだけの枯葉がなぜ美しく変色するか?
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 星野の最後は、白クマに食われて亡くなる。この結果を知った上で星野は自然を崇拝したのではないか? いわばそのような運命を越え、星野は自然を愛したのだろうト思う。
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 アロノフ監督の映画は不快感が先立つ。ノアも面白い映画だが回数重ねて見たくはならない。星野の映像と刺を組み合わせたビデオは、インパクトはないが重ね見ても飽きない。

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