« アイフレンドくまなん店 | メイン | 読んだら忘れない記憶術 本 »

2016年9月24日 (土)

共喰い 映画

Tomogui 父にしろ母にしろ、親に違和感を持つのは当たり前と精神科医樺沢紫苑さんはyoutubeでそういう。これ位では裏にもならないが、文字通り近親嫌悪、同族嫌悪との言葉もある。

.

 父親(円)が後妻の(琴子)とヤッている。足音を忍ばせて息子17才(遠馬)はのぞく。こうなると近親嫌悪いうよりエディプスコンプレックスか? 映画は露骨な素材を選んだものです。(R15指定)
.

 生まれた町にいると、近所の人に親に似ているト指摘される。「あなた、お父さんに似て来られた」どの辺りがどう似たか聞こうとするが、それ以上ははっきりしない。息子遠馬は、父親円に似ているのだ。
.

 私の場合は何となくとの指摘です。よく父の趣味と息子の趣味が同じになるが、たとえば楽器やカメラ、その他の楽譜や教則本が、家にそのままあり、見よう見まねで使えるからです。
.

 この映画ではセックスの最中に、父は女性の顔をなぐる趣味がある。尻を平手で打ついう趣味は他でもあった。これは目の周りにアザが残るなど、DVめいて穏やかではない。
.

 遠馬の実の母(仁子)は、それで離婚したと主張している。遠馬には2才年上の恋人(千種)がいる。自分も千種に、父のようにサディズムを行うのではないか。そんな不安に駆られる。
.

 秀逸な比喩があって、仁子は遠馬に酒やタバコを勧める。未成年なのに遠馬の方がそういうが……遠馬は仁子家のそばのドブ川で、自分では食わないウナギを釣る。そのウナギを円が食べてしまう。
.

 私hataの親父はカメラが好きで、楽器が不得意だった。私は若いころギターに関心を持った。その頃は誰もがギターに関心を持った。中古のギタ-が手頃な時代で……私もやがて余興で弾ける位にはなった。しかしカメラのように上手くは行かなかった。
.

 そういう訳でDNA検査をしなくとも父と私の血縁関係に間違いはない。性的な指向についは判らない。ただ三島由紀夫の趣味はなかったようだが、それは私の趣味にもない、それ以上は最早、聞きようがない。
.
 自己とは何か、のっぴきならない問いかけや、強い他者関係がないからか? つまり私の年齢だと死ぬ方に近く、今さら恋愛の緊張関係もない……まるっきり判らない。
.
 青山真治監督か原作の田中慎弥さんは、サディズムに同好があるのか? 映画を観る限りで、女性を仁子と琴子に分け、さらに琴子と千草にも分けるが、必然が薄い気がする。
.
 遠馬の欲望はストレートには琴子に向うかに見えるが、遠馬は千草を担保する。その他にもアパートの女が設定されるなど、物語は婉曲に進んで行く。この3人は一目では区別がつかない。
.
 だが直接には遠馬は仁子とヤリたい。それを仁子が察知しての酒タバコと思われる。という事は両者は遠回しに誘い合う。千草がもっと美人だとよかった、との感想には吹き出しそうになる。

.
 つまり性は支配衝動だろう。谷崎潤一郎さんには明瞭に趣味があって、昔は流行った。団鬼六さんや谷ナオミさんからの間接影響なら私も受けた。それはどこまでが谷崎だったのか? それ以上は判らない。
.
 小説「共喰い」で衝撃的なクライマックスがあり、映画ではさらなる結末をつけた。今回もネタはバラさないが、映画は大島渚監督の「儀式」のテーマと共通する。
●儀式 https://www.youtube.com/watch?v=-VERrnsEWqc

●付き合いづらい親との接し方【精神科医・樺沢紫苑】 https://www.youtube.com/watch?v=pvxrG-UkZog&feature=youtu.be&list=PL1gV4_eisFl9R_Leoi5i82PXGlkEQJsL7#t=40.852375

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.blog.bbiq.jp/t/trackback/394232/33948293

共喰い 映画を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿