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2016年4月 5日 (火)

全身からだ革命 本

Zensin

 私がやっているのはリハビリです。具体的には水泳と筋トレだが、スポーツとしての水泳や筋トレではない。健常者が何を目的にスポーツをするか……それと違う目的が私にはある。

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 つまり少しでも滑らかに歩きたい。それで毎回2キロ泳ぐより、3キロ泳いだほうが滑らかに歩けるのではないか? ところが必ずしもそう行かなかった。リハとして限界かもしれない。

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 ひとつもどれば、水泳だけより筋トレと組み合わせた方が、よく歩けるのではないか……とも発想したが、これも必ずしもそう行かなくなった。限界にあるから……では、どうすればいいか?

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 医師は無論、作業療法士に聞いても、体育館のインストラクターに聞いても判らない。そういった見方から読んだのが、これ「全身からだ革命」です。

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 草刈民代さんは20才前にバレーで腰を痛める。理由は踊りに癖があったという。病名は椎間板ヘルニアだが、バレー自体が過酷な物であり、あまり健康な物ではないように私には見える。

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 スポーツ選手がスポーツをする時、生活を超えた練習をする。生活のスポーツではなく、スポーツの生活とでも言えそうな逆転……つまり草刈の場合もバレー自体が身体を壊すかに見える。

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 三島由紀夫さんの場合、立派な体になりたかった。週に2、3度か筋トレをすると体は嫌でも立派になる。三島は写真に取られたかった。映画にも出た……だが私にはあんなに、強い自己顕示欲はない。

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 しかし、まあ三島に近い線で筋肉が付いている。まあ悪い気はしないにしろ、これは私の目的でない。それで思う、アルマーニのスーツで外国旅行に行くように、筋肉を着て三島は逝ったのではないか?

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 滅法に練習すれば身体は限界を超える。ボクシングから始まり筋トレ、ではないボディビルといっていた。剣道、居合と三島の場合は続く……だが体は休めなければ持たない。

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 草刈も一時は車椅子生活にまで追い込まれる。椎間板ヘルニアは一般に、ぎっくり腰という。腰痛が出たら……スポーツ選手に引退があるように、バレリーナにも寿命があるのでは? どちらにしろ草刈は俳優として復帰します。

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 生活者としてではない。復帰の切掛けはピラティス他の、前とは違う意味の訓練です。本の中にはインナーマッスルといった言葉が飛び交う。訓練スタッフの数人は本著に名前を連ねておられる。

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 選手にはトレーナーが付く。草刈にも数人のトレーナーが付き、それから食事にも厳しい制限がつく。この食事の項目については読んでない。草刈の場合も草刈メソッドなるものが出来上がる。

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 実践編の「草刈メソッド DVD&BOOK」は別冊になっている。 これは蔦屋にもレンタルがない。私も30代の頃、ヨガはやったことがある。壁に向かって逆立ちまでは出来た。身体障害で限界も見た。

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 自己顕示で満足できればそれでいい。三島の場合、その先は見えなかった。生さもなくば死……草刈の場合、椎間板ヘルニアからの復帰は、筋肉をまとう事ではなかった。

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 草刈、三島、双方の主張はそれぞれ判った。どうも二人は生活者ではない。DVDを見なければ正確には言えないが、私にはピラティスもまた無理だろう。

●松本清張事件に迫る 三島由紀夫 https://www.youtube.com/watch?v=V5HIkId_fSY

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