« 低脂肪+スキムのヨーグルト | メイン | ベビーカー »

2016年1月27日 (水)

わたしを離さないで ドラマ

Watashiwo

  白く明るい手術室に黒い女が立っている。黒い、言うのは服の色もあるが、髪がふち取る顔の表情が固く閉ざされる。画像自体が暗く、明暗をそのように対比させ、今の、画像作りは処理がうまい。

.

 私は思い出があって、手術室が嫌いです。手術室に似た歯科の治療室や、物が少ない明るい部屋、病室を連想させるところに、すべてトラウマを持つ……反射的に悪い感情を感じてしまう。

.

 感情は自動的に記憶をたどり、昔の若い体験に行き着く。嫌なら止めればいいのに遡行は止まらない。昔、耳を塞いで逃げ出したい衝動に駆られた。ムンクの絵「叫び」にあるトラウマの構造……齢を経た分、少し穏やかにはなったが……

.

 不安が深まり、それが恐怖として突出する。よく出来てはいるが、これは基本的にホラーになる。ホラーは娯楽だが教育、教養にはならない。私も冒頭に書いたような感情に終始し、理性でのコントロールがされない。知的ではない。悪くいえば低俗のそしりをも免れない。

.

 小説「わたしを離さないで」はエモーショナル、情動を追いすぎていると批判され、2006年度のワースト作品と言われた。再読、再見しなければ娯楽として問題ないが、拘れば時間を浪費したと思われて仕方がない。

.

 綾瀬はるかさんは映画「海街diary」後の出演で、同作からの演技の冴えいうか、進境著しい演技は魅せる。表情も固さから、閉塞感と不吉な運命を同時に表現する。整った顔を無表情にして、どういう意味にも取れる演技です。

.

 これはむしろ競演の水川あさみさんの得意芸だった。水川さんがお株を取られて見える……明らかとなったトラウマにどう対処すべきか? 書いたようにTVに期待してもムダです。トラウマという言葉は関西大震災で一般的になります。

.

 精神科や心療内科に行くことも常識になる。 それよりドラマは三浦春馬、水川さんとの三角関係に進んでいくのでしょう。 放送局ではもうひとつ番組のトリックを隠す。私としてはバラすのは本意ではないが……

.

 篠田節子さんの短編小説「子羊」が同じトリックを使っている。秘密にするほどオリジナリティがあるとも言えないのでは? トまあ、内心は思っています。TVを持たなくてもyoutubeで、毎回出ます。

.

 もう少し前向きな内容にして欲しいが、まあクオリティは高く、今期のドラマとして注目されるところです。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.blog.bbiq.jp/t/trackback/394232/33724645

わたしを離さないで ドラマを参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿