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2015年6月15日 (月)

池上彰の現代史

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 カリスマ池上彰さんで現代史を勉強します。現代史は池上さんがNHK時代に高校生くらいに向け立てた企画で、NHKではついに通らなかった。これをTV東京が取り上げ……故郷の信州大学で行われたた14回の連続講義の番組化です。TV東京はDVD化で採算を合わせる。

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 現代史の面白いことのひとつに「粛清」という。共産党の始まりはロシア、マルクスレーニン主義ですね。その実行過程で問題が起きます。初代レーニンの時まではそうでもなかったが、次世代スターリンは粛清を行ないます。

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 権力トップにとって2番目以降は邪魔……邪魔者は消せ。いう訳で暗殺などが行われる。今となっては明白には判らないが、スターリンはかなりの粛清を行った。後のミャンマー、カンボジアでポルポト政権が行うのも粛清だが、ああなると虐殺ですな。

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 連合赤軍における組織内のリンチ……共産主義を離れ、判り易いいうか有名なのは、新撰組の芹沢鴨でしょう。近藤土方体制を作るためには粛清が必要だった。あんな風にスターリンは農作に詳しくなかった。詳しいはずの地主たちを全部、粛清してますから指導者はいない。

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 スターリンは密植を推奨します。植物の間隔を開けないで密に植える。密植は大失敗でロシアは飢饉、餓死を出す。だが、むろん体制は失敗を隠す。密植は中国や北鮮、アフリカのソマリアまでも行われる。簡単にいえば飢饉と餓死の連鎖となっていく。

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 行きすぎた権力闘争は意見を細め、知識不足、考え不足につながる。間違った方向づけは決定的な過ちを起こす。スターリンに限らず、いくらナンバー1といえど何でも知る訳ではない。自分は知らない、しかし判らないでは済まない、やり方を示さなければ……

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 100年近い昔の1人の誤った判断が回り回って、地球の裏側にまで飢饉を生み、餓死者を出すに至る。池上さんの現代史は、その過程を厳しく追いかけます。これは面白いですよ。ただネ……こうなるとあくまで客観とも行かない。池上さんの解釈がどうしても出て来る。

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 スターリン個人はメンツにかけて、各国共産主義も結局そうで、資本主義に比較し劣っているとは言えない……厳重に隠してある。そういう内容を含みます。すると推測が入る。番組はモノクロのニュース映像で裏づけられ、証明されます。だが出来ない部分もある。

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 これは共産主義の失敗ですが、資本主義の中でも、例えばワンマン社長なども起こしかねない……失敗でもある。ひとつの考え方より2つの考え方、出来れば多様な意見を頭に置いて、そのうちの1つを実行する。それが失敗を予め防衛するやり方になります。

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 そうは言っても、誰でも一杯いっぱいでやってるので余裕はない。池上さんも韓国番組が問題になっている。現代史に比べれば、あの番組はニュース部分が局映像で、客観性には欠ける。TV東京は小さな局で、池上さんに主導権があった。構想も練りに練られており……

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 どちらもYOUTUBEにあるので、いろいろ言うより各自で見て下さい。

●池上彰の現代史講義 第1回 チェルノブイリからフクシマへ

https://www.youtube.com/watch?v=oGa2tHHNGLo

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