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2015年5月 3日 (日)

印象派のふるさとノルマンディ展

Siroki

「印象派のふるさとノルマンディ展」に行きました。おおむね印象派といえば、モネに始りディフィに至る。古典から始まり、ざっとイラストの元祖あたりまで。

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 その間には、日本の浮世絵の影響もあったそうです。ポスターでも取り上げられた代表画は、ヴィットリオ・マティオ・コルコス(伊)の「別れ」、実物も際立って鮮やかでした。

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 タイトルからは蒸気船で去っていく人を見送るト、解釈されます。ただ蒸気船は近代へ入った女性の、もう帰れない運命も思わせる。白い服で極端に腰のくびれを強調する。

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 思わず目が行ってしまう性的な魅力、もう一方で顔を隠す。魅力の主が誰なのかも判らない。具体的なモデルはあったが、大ぴらには出来なかった。そういう事情を感じさせます。

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 この画像から判りませんが指輪が克明に描かれている。おそらく送られた、ここで別れた相手、男性側からの絵の注文です。しかし絵は保存される事なく、売りに出された。注文主は私物化がかなわなかった。

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 おかげで私たちは、こうして観れるんですがね。没落の運命には時代の流れ、蒸気機関の台頭があった。蒸気の力はやがて男の力、筋肉の力を空しくした。男女が働く時代へつながる。

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 下記画像の逞しい女性の腕と比較頂きたい。むろん直には関係ないだろうが、ここからそういう時代が始っている……そして、また会おうの約束も果たされなかった……との推理は如何でしょうか。

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 女性の立ち姿を描いたのは浮世絵です。博覧会がパリで開かれ、これに日本も始めて参加します。これがイタリア人のマティオの印象にも残った。だから今までない縦長のカンバス。

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 印象派の絵には、浮世絵からの引用が濃いい作品が多いそうです。最近のプロモビデオではむろん下記のように、戻っています。

Siro

●ノルマンディ展、熊本県立美術館本館で2015年6月21日まで。5月18日は障がい者の日。

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