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2015年1月21日 (水)

かぐや姫の物語 映画

Kaguya_3

 竹取物語は何の物語か? 実は決った解釈はないそうです。意外に思う方もあるかも知れませんが、男たちの出世欲というか。女性へのあこがれとの解釈も妥当には見えるが、決定的ではない。

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 とはいえ世の中は、思い通りにならない。思うに任せないとの……諦念の意味は否定できないでしょう。主人公のかぐや姫を含め、誰も自分の思うようには物語が進んでいない。筋立ては海外取材に宇宙からの使者まで、派手なのに無常観に満ちます。

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 仏教の影響が濃いと言われる所以です。多分そうなのでしょう。ですが、かぐや姫は浦島太郎あたりとも似ていて、日本人はそういうの好きな気もします。浦島太郎は民話です。後は私個人が身障者で、厭世傾向にはあります。想定されてる読者像がそこそこ、高齢者の気もします。元々は子供向けでは……で、書き換える必要があった。それは判ります。

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 たとえばシンデレラ、白雪姫は若い人を想定しています。アニメも当然、若い観客を想定します。高畑監督としては捨丸兄ちゃんを設定し、かぐや姫に初恋をさせる。そう設定しなければならなかったんでしょ? 捨丸は原作にない人物です……原作は恋愛が無常ではなく、人生の無常がテーマなのです。

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 シャンソンの枯葉では「むかし私は恋をした。その恋は帰らない」ではなく「むかし私も若い時があった。むかしは帰らない」です。竹内まりあさんの作曲に「駅」があって昔の恋人に駅で会う。

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 駅は恋よ再びという歌ではなく「あの時は失礼しました」いう歌ですね……でも恋よ再び、あの恋は帰らないと解釈する人は多い。駅はいろんな人がかばーしてます。大歌手なのに恋よ再び、意味を変えてカバーしている人があります。

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 そう思うのは勝手、自由ですが、そう解釈すると意味は浅くなる。若くなく30になっても40才になっても、ハッピーエンドでないと安心出来ない。拒絶反応の強い方がいらっしゃる。40才を越えて我がままで自分勝手、それも自由か? そうなると私も首を傾げる。

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 困ってしまいませんか? 団体行動が取れないんだもの。団体旅行に行かなきゃいいんです。行きたいのにそういう行動が取れない……それで本人が困ってます。そういう事ってあるんです。バス旅行が前提なのに言われるのが「私は体が悪いから入口の一番近くに席を……」全員身体障害なんです。全員みんなが出入口に近い方がよろしい。私だけ出口の近くにしてほしい。

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 我がままでしょ? 安心して観ていたい……映画の場合は別に我がままとは言いませんが、アンハピーエンド、不条理劇、実験劇、ドキュメンタリー、何でも見たらよかろう思いません? もう安心しなくていいじゃないですか。書き換えちゃいけない、言うのではない。意味を浅く書き換えた気がします。

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 たとえばおうな、声を宮本信子さんが演じているおばあちゃんにも若い時があったので、お爺ちゃんの知らない思い出があって……それもこれも記憶の彼方に砂のように消えている。そういう描写でもいい。子供ってお婆ちゃんは生まれた時から、お婆ちゃん思ってます。認識を変えて上げないと身勝手になってしまう。

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 一般論として人間はある行動をしたい。行動をしたくないと2つの価値を感じてしまう。1つに選びとる事ができない。未来や将来、自分の有り方といった基本的なことすら、判断できない、いや、してないのでは……

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○かぐや姫の物語 予告 https://www.youtube.com/watch?v=daGOgPGjaZM

○本編 かぐや姫の物語 http://www.animewow.tv/watch-kaguya-hime-no-monogatari-movie

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