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2015年1月10日 (土)

教えてピケティ!

Pke

 ピケティ、読みました? あれ読まないとインテリ顔が出来ない。それで皆こぞって買う訳だが価格は6000円弱、私はいいです。

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 どのみちブックオフで108円に下がる代物です。私は、下がってからにします。ただ前評判はすでに流れていて……これはアベノミクスに反する理論です。つまり社会での格差は、小さくならず広がって行く……それを判り易く、難しくない本だそうです。

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 年頭に当って、岸博幸さんはYahoo! JAPANで、このような将来像を言います。「日本経済全体は上向きですが、資産価格の上昇による恩恵が大きいのは一部富裕層のみ。それ以外の一般消費者は厳しい時代になっていく。2017年に消費税が10%になれば、物価上昇も相俟って生活はさらに厳しくなるはず」

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 岸さんは小泉政権下にあった時、竹中大臣と仲がよかった人。安部内閣ではなぜか、お呼びでないがそこそこの自民党肌、根拠が感じられる。もう少し引用します。「ただ消費税率が10%で止まるとは思いません。日本の借金は1000兆円を超え、GDPの2倍以上の規模で世界最悪です。借金が増える大きな原因は社会保障費の増大。日本の社会保障給付費は115兆円。もし現状の社会保障の水準を維持しながら財政再建しようと思ったら、消費税率は少なくても30%にせざるを得ません」

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 野党になった民主党が、もう少ししっかりしてれば消費税は上がらなかった、そう言われる方もありますが……最初に消費税を上げたがったのは野田民主首相であり、民主と自民は6割以上8割くらいまで同じ、池上彰風にザックリいうと7割が同じ。

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 岸さんの言い草は面白い。「消費税率30%はいくら何でも負担が重すぎます。そこで他の先進国並みの15%にとどめて財政再建しようと思ったら、高齢者向けの社会保障の水準は3割程度削減せざるを得なくなります。つまり国に頼れない時代がやってくるのです」他の先進国では15%~20%以上なので、日本でも20%に落着くと私は思う。だが社会保障費の割引率は、そんなもん、むろん賛成意味ではなく、そう思ったが無難の意味です。

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 だって、カップ麺も普通の麺も、食用油からティッシュまで……年明けに吹き荒れる値上げの渦を見れば、岸さんの言われ方は楽観的と思う。いえ私のように思わないなら、どうぞ岸さんの言われる通りに解釈されてください。今の、あるいはこれからの高齢者は骨の髄まで、ズイと読みます。しゃぶられる覚悟をしたがいい。

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 1月8日の発表による景気は、1年前と比べて「良くなった」回答から「悪くなった」の回答を引いた、今年の景況感DIはマイナス32.9となり、3期連続で悪化している。つまり想定以上の速さで、ゆとりが壊れている。岸さんは景気付けのつもりの弁が、そうならないで皮肉に響く……安倍さん本音では、もう投げているのだ……そういう噂も流れます。

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 そこにピケティ情報が入る。経済書『21世紀の資本』は欧米を熱狂させた経済書で、ピケティは何を論じるのか? 「フランスの経済学者トマ・ピケティによる『21世紀の資本』700ページは、この十年で、最も重要な経済学書と言って過言ではない」との売り文句で仏米でベストセラーとなった。(13年~14年前半)今年に入って邦訳が出ている。

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 内容はこうです。「経済的格差は長期的にどのように変化してきたのか? 資本の蓄積と分配は何によって決定づけられているのか? 所得の分配と経済成長は、今後どうなるのか? 決定的に重要なこれらの諸問題を、18世紀にまでさかのぼる詳細なデータと、明晰な理論によって解き明かす」ピケティは画像から判るようにまだ若く41才です。

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 で、疑問が出て来ます。岸さんの見解はピケティと矛盾します。岸さんはピケティを読んだのか? 読んだ上で自説を言われるか、読まずに言われるか。知った上で対応が不可能で、無視されるか……その辺に関心が行きます。頭のいい人は自分より頭のいい人を見ると、嫌な顔をしますがやっぱりそうなんでしょうか?

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 話が大仰な割りに下らないオチですが、関心ありませんか。なければ別にいいんですが……

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