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2014年10月25日 (土)

織田信長からの手紙

Nobunaga

「織田信長からの手紙」について2つの講演を聞きます。昔のことは意外なほど判っていません。二人の先生の研究結果を比べ聞いて……信長って言われるより普通でした。

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 新聞に出ましたから明確な事実と言えます。信長は足利将軍を頭にいただき、全国統一しようと考えていた。ということは突拍子もない、伝説にもなった革命児ではなかった。そういう手紙が出ました。

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Nobunaga2

 いっては何ですが武田信玄と変わらないような、普通武将だった。いえ武田に比べれば格下の、当時としては小さくはないが中級の武将です。信長は信玄亡き後の武田軍を打ちのめす訳です。

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 むろんこの結果は変わりませんが、信長の持っていた銃は本当に3000丁もあったのか。1000丁を3に書き直した後がある……のだそうです。むしろ武田を破ったので話が大きくなったのではないか。

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  信長は武田と一向一揆に、特別の怨念があって手紙では「根切」という言葉を使うが、容赦がなかった。この2つのケースが一般化して考えられた。昔のNHKドラマでは信長をイメージして、高橋孝治さんを当てた。

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 大映映画では若山富三郎(城健三郎)さんを当ててましたから、極端にイメージが違います。知的で現代的な高橋さん、野生的で荒々しい若山さん……どっちも嘘と思われます。だって残ってる資料は、有名な絵あの肖像でしょう。

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 今回、熊本県立美術館もあの絵を元にマンガを描きます。そうしないと子供には説明ができない、らしい。いえネ。むかし私の友人が高橋信長に心酔して、映画の若山信長を見ましてね。不満で不満で仕方がなく、映画に文句いってました。友人は子供だったんですね。

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 ファンは現実を認めない。そういうモンなんでしょうけど……あの信長絵については一般にも評判が悪く、イメージが違うと言われてます。元となった絵に、秀吉による改ざん疑惑があるという。つまり信憑性の高い信長絵は存在しない。

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 信長のイメージとは、勝手に作られた想像、悪くいうと妄想になる。なにがしか調査によるのが歴史小説、想像や妄想による創作が時代小説と別けられる。だが、こうみると2つの間に大差はないでしょう。創作って想像、根拠を求めても……

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 アスペルガー症候群ではなかったか。信長にはそういう事をいう人もいます。アスペの診断は難しくて出来ない。したがって典型的な妄想……坂本龍馬には負けるものの、聖徳太子や真田幸村に並ぶスター偉人。日本史の華ですからねえ……意外な実像はショック。

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●熊本元気塾10月22日 山田貴司 県立美術館主任学芸員

●熊本県立美術館講演会10月18日 稲葉継陽   熊本大学文学部付属永青文庫研究センター教授

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