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2014年5月23日 (金)

ハネの進化

Hane

TSUTAYAでフリーDVDを借りて来ます。フリーと言たって今時のレンタルDVDは安く、TSUTAYAポイントを集める方法もいくらもある。せっかく三年坂、大きな店に行くからには店にしかないDVDを見つけよう……今回、借りたのは映画ではなくドキュメンタリー「昆虫の世界 ハネの進化」です。

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カゲロウは川面に這い出し、水面で成虫に羽化する。とりあえずの羽化から岸辺の草などに止まり、本当の羽化、2段構えの羽化を計る。魚や鳥のエサになりながら、効率の悪い交尾と産卵を行う。カゲロウより効率を上げたのはトンボです。

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雌雄の分離は交尾の必要を生む。生存の拡張という目的のために、ハネは意味を与え次の進化へいざなう。単に近くにいる仲間と交尾すればハネはいらないのに、遠くにいる仲間と交尾しようとする。ここよりいい保障はないのに、遠くに出かけ産卵を行おうとする。

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カゲロウやトンボの仲間を見て判ることがあります。ハネが大きくて、たためない。カゲロウは短命で知られるが、カゲロウには口や消化器官がない。つまり飛ぶことに集中し他を省略している。カゲロウは幼虫時に蓄えた脂肪のみを燃焼して生きる。

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チョウの仲間はハネを少したたむ。そして花の密を吸うゼンマイ状の口を持っている。長命化したある種のチョウは、花を追って地球規模の移動を行う。このようなチョウにおいて、ハネを交尾だけのためから、どうやら食へと目的を変える。

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食事を目的化するとハネは無用の長物となりかねない。トンボのようにたためないハネは困る。甲虫はトンボに比べると随分と飛びが不器用だが、種類で言えば甲虫カブトムシの仲間は一番多い昆虫になる。つまりその意味ではとても繁盛した。

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カブトムシは条件さえ整えてやれば冬を越え、土中は比較的安全な場所でもあり個体が長命化する。カゲロウの早急な死と比較し、別な方向からサバイバルの可能性が出てくる。似たケースはセミで17年ゼミは幼虫のまま、個体で17年もサバイバルを続ける。

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交尾、産卵の形がなくならない限りハネも無くならない。だが甲虫の仲間はハネで飛ぶより、その収納に苦労している。ある意味の退化とも言えないこともない。飛ぶことで生きる。昆虫たちの実験、可能性はひとつの結論を出しつつある。




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