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2014年5月30日 (金)

最高の人生の始め方 映画

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「最高の人生の見つけ方」のモーガン・フリーマンが同じ監督で撮ったハートウォーミングストーリー。今度は車椅子身障者役でいどむ「最高の人生の始め方」からんで来るのは高齢者問題、アルコール中毒もテーマになります。

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原題は『ベルアイルの奇跡』の意味で、ベルアイルはカナダの避暑地、いいとこらしいです。森はあるわ、海はあるわ、人付き合いなんかしなくとも、優雅に野鳥観察、昆虫採集、釣りに水泳と何でも出来るところ。

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そういう事を言ってはいけないか? 主演者の役どころは、昔は西部劇小説も書いたが妻に先立たれ、自身も車椅子となって今や引退作家……若く見えるが75才くらい。体は動かないが減らず口のやり取りは面白い。

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「この屋敷にはグラスもないのか……ビンから直接、飲むようになったら人生にわずかに残った礼節を放棄することになる」ある意味ですが、老いることは礼節を放棄する事です。「……そして自分をダメな人間とみなし始める」

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基本これはカサブランカ、ボギーの役どころなのです。息子が帰った後で近所の身障者や少女、誰もいなくなると老犬を相手に、減らず口の達者な芝居で見せますなあ。このDVDは吹き替え音声がない。モーガンの声で聞くしかない。

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私は通常、字幕で見て吹き替えで見る。セリフの多い映画は字幕を入れて吹き替えにする。するとセリフが頭に入る。若い人は字幕版は使わないそうです。後で何が残るのか? 何も残さないのがいい事か、よく判りません。

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モーガンはナレータなど声だけの出演が何本もあって、牧師、大統領、神様役など偉い人もやってます。それだけ声が立派です。ここは音のいいアンプに変えて良かったなあ……含蓄のある言葉、しばし感慨に浸ってト、本作は若い人には勧められません。

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人生における成功とは何か? アルコールを通り越し、覚せい剤やその他の怪しいクスリを奥さんでもない女と愛飲する事か。業界ではクスリが幅を利かせ、その他の業界にも影響が出ているとか。校長先生がクスリをやったとか……

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身障者も毎年、年を取るごとに生きて行くのは苦痛になる。書いてるように私も感覚としては判る。つまり礼節を放棄したい……本作はシリアス度はそこそこ、問題に切り込みを入れるコメディです。特殊撮影もサラウンド効果もなく、美しい映像と声だけ。

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モーガン作品には「素敵な人生のはじめ方」(自身のプロデュース)これだけ似たタイトルだと混乱しますね。「アンフィニッシュ・ライフ」(主演レッドフォードの相手役)もあります。お好きな方だけどうぞ。




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