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2014年1月 4日 (土)

英国王のスピーチ 映画

Eikokuo吃音は身体障害ではないが、CPなど身障者にもよく見られ、むしろお馴染みの症状のひとつです。吃音の原因は3つほどあり、その内2つは更に3つに枝分かれする。今なお大雑把に7つの原因が考えられ、つまり明確な原因とは言えない状況にあります。

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映画では英国王は幼い頃、X脚や左利きの矯正を受けており、これを吃音の原因としている。兄王子はいったんエドワード8世として王位につくが。この新王は禁じられた既婚者、夫人との結婚を諦めきれない。それで弟王子に王位を譲ることになる。

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この新王ジョージ6世には吃音の問題があった。当然、伝統的な治療が先に行われるが成果は上がらない。斬新な療法を試みるローグ療法士と、ジョージとの治療が始まる。データによれば脚本担当は、実際に吃音の人という。リアリティに執念と差別への怒りが感じられる。

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古いことを言うと、この映画は「奇跡の人」の新版になります。堂々のアカデミー賞となり続編が決定したとも伝わる……とは言うがDVD屋の棚で、この作はダブつき借手がなかった。奇跡の人も当時は地味な映画だったが、主人公を演じた女優はTV人気もあって、私たち世代には、まだ人気があった。

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つまり奇跡の人を私たち男は色気に釣られてみた。人間も思春期に入ると性的な動機しか取らなくなる。事実上、動物とも大差はない。少なくとも男はスカートがチラチラしないと映画を見ない。戦争やアクション、恐怖やバイオレンスも、どこかが性にリンクしているらしい。

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この時代、ヒットラーが台頭している。エドワードはこれに擦り寄る対策を取ろうとした人で、むしろジョージはかなわぬスピーチ力で、これに挑んだ。世界に先駆けドイツに宣戦布告したからです。とても立派な英雄なのだが、王妃ともども存命中の映画化は禁じたそうな……

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そういう意味では嘆かわしい。ヘレン・ケラーさんは、もう一人いたのです。いや沢山のケラーさんが世界中にいるはずだが認められていない。何しろ本人も周囲も差別のただ中にあって、その現実を見ようとしない。脚本化から何年も置かれ、映画化後もさらに置かれようとした。

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そういうDVDです。セリフとセリフをぶつけ合い、障害へのイジメは過酷で、治療へ遭遇へ、壁と壁はビッシリひしめく。どこにも浮つきがありません。王家といえど理解はない。いや王家なればこそ公然と差別される。なおあろう事か米国では、この映画にRをつけ子供には見せなかった。

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理由は飛び交い、連呼される卑猥語と思われる。健常なる家族は実父や兄弟さえも、身障には無理解でしかない。映画に感動した日本の健常者も皆無と思われます。残念ながら現実はダークナイトのようにはいかない。だが生きるには観なければいけません。

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●英国王のスピーチ予告 http://www.youtube.com/watch?v=uS3SWKfQZh0

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