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2013年11月 8日 (金)

2本立て映画

Dyukaツタヤディスカスを初め、半月を少し超えます。ディスカスも月4本980円から色々あり、試験でやってるのは1900円でした。システムは大筋では決っているが、流動的で細かいことはどうも未だに判らない。行われるのは新作CDの借りほうだいトいうが、早い話、CDの借り手がないのでしょう。

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色々いってまた違えても何なのでシステムはもう言わない事に……。 同提供で伊集院光さんの「ツタヤに行って、これ借りよ」というラジオ番組があって、youtubeにその収録がある。そこで話題になったのは黒沢清監督「東京ソナタ」と小津安二郎監督「お早よう」編、これを並べて見ると面白い。

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今日は、そういう話です。ホラーの黒沢清監督は東京ソナタだけ作風が違って、家庭崩壊の話になります。SFではないが近未来社会で、お父さんが会社をリストラされ、お母さんは家出してしまう。大学生長男は米の傭兵に志願し外国へ、高校の次男は学校をサボってしまう。

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「お早よう」には家庭崩壊はないが、笠知衆さんたち、年いってからの子で、兄弟はまだ中学と小学で、なのに定年が近いらしい。隣家の佐田啓二さんは英語は出来るが、失業中で好きな娘はいても言い出せない。1959年頃の急に社会が変わり、これも先が見えない不安は、映画が何となく重なる。

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長男が戦争に行ってしまうのと、子供がテレビを欲しがるのと……全然違うじゃないか? 意見もあるか? 小さな不安も当ると大きな恐怖になるので、実は共通している。映画1本では見えない不安が2本になると解像力を増して観えます。私など家庭のない不安があり、あればあったの不安なのかト初めて思い至る。

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2本が似たのは偶然ではなく、世界の古典となったオズを黒沢清監督が下敷きにしたらしい……そういう話題になっている。私は直前「藁の盾」を観て「天国と地獄」を重ねます。輸送にはヘリを使えという指適があるが、あれは新幹線を使わないと映画は重ならなくなる。

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ラストに山崎務さんが出るシーンから言っても、2本の映画は重ねないと面白くない。黒澤明監督は生涯を通し信じあう人間たちを描いた人ですが、「天国」で山崎さん演じる犯人にはどうしても共感できない。いわば貧乏で若い人に不信の思いを抱く。映画封切り後、映画をマネした犯罪も実際に起こる。

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黒澤明監督は大衆、観客に不信を持つようになる。そしてアーティステックな映画しか作らなくなる……そこまで言っていいのか? 「藁」も信頼がテーマになっていて刑事同士の信頼が問われ、犯人への得体の知れない不信から、社会への不信が問われる。そういう物語になります。

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「太陽がいっぱい」と「ガタカ」とか、「奇跡のシンフォニー」と「オリバー・ツイスト」他にも「めぐり逢い」と「めぐり逢えたら」とか指摘にも色々あるようです。何でこういう事をいうか、ディスカスが1回に2枚を借りるシステムになっていて、そういう意味で2本立て映画を観るようで具合がいい。

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