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2013年10月22日 (火)

劇団夢桟敷 遊戯療法

Yumeアートプレックスくまもとで劇団夢桟敷が「遊戯療法」いや「療法遊戯」どっちだったか。本公演の予告のような劇をやります。座長とおぼしき年配者がプロローグの案内し、観客はそれに従う。実は公演では天井のない中庭を使う。(振らなかったが予報では雨)
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観客に移動を要求する。昔はこういうの前衛劇と言いました。今は取り立てて言いませんが、客を選びますよねえ……4人連れの中国人は大きな声で話していたが、始まる前に席を立ち、それぎり帰りません。20代とおぼしきカップルも始まって10分くらいで出て行きました。
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寺山修司さんの作風はこうです。ミズエは1と書くつもりだったのに手が書いたのは2でした。「赤糸で縫いとじられた物語」意志が本人を裏切るのではなく、手が本人を裏切るイメージ、それが寺山さんになります。
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自由になりたい。その思いは強いらしい。でも何から自由になりたいか、それは判らない。意志に従うのではなく手に従えば自由になれる。机の上で字を書くのではなく町の文房具屋に、違う鉛筆を買いに行けば自由になれる、そう思うようです。
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三代前の祖母を殺せば自由になるとか……幻想の中から自分が始まる。母も家族も置き去りに、どこかの町で生きる。自立自活的な意味でですがイメージは、そういう事はありました。心理とか前衛とか言っても基本は芝居です。
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漱石の「坊ちゃん」は母が死んだので、清を母に見立てて同居したいんで、そうなる所で終わります。三四郎とかそれからも、結局そういう試みではなかったか? 寺山さん逆で、お母さんを置き去りに自由になりたかったト思う。
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書を捨てよとか言うけど、あれは母のイメージです。それが出来なかったので三代前のとか、言い出す。芝居に行く事が、常識とか明日の予定をチャラにして、役者の衣装と化粧の匂いに酔いしれる。あれは女性の世界です。
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衣装を着てポーズを作って、アクションを入れてセリフをいう。セリフは言う前は明々、自分の言葉ではないのに言った後で、不思議にも自分の言葉になって行きます。私もライブのディスクジョッキー等、訳の判らない事をしていた関係で、その辺りは多少、覚えがある。
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曲名とか演奏紹介は違うけど、内容の話は少しづつ形を変えた自己紹介になっていきます。芝居の独白はあれは自己を語る場面ですネ。この夜も誰か、女優さんがモノローグをやってましたね。
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寺山さんの自由のイメージは精神病院にも近いらしい。町には患者とも医師看護師ともつかない人々が行き交っていて、行けば自分も入院あつかいで直してもらえる? 本当の精神病院は払いが大変らしい。(画像はちらしよりコラージュ)

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●劇団夢桟敷公演 遊戯療法 レミングより 2000円
11月28日~12月1日 河原町ギャラリーADO 090-4581-5190

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