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2013年7月22日 (月)

ギミー・ヘブン 映画

Gimi「ギミー・ヘブン」どうか私天国トしたいのか? つまらない横文字タイトルです。この映画では「共感覚」は視覚・嗅覚・味覚・触覚がごっちゃになった感性とされるが、超能力と理解していいだろう。ただ他人から優位に立てるモノではない。

 

 

 

家族からは別れたいが、必要な友達が出来ない。宙ぶらりん、端的にはそれは異性のことだが、その状態をうまく説明する為に持ち出された概念と思われる。もともと異性は性差があるので理解できないモノ。理解のための他人なら、同性の方がいい?

 

 

 

「傷だらけの天使」のように江口洋介さんと安藤政信さんは、盗視監視会社を管理している。運営の上部にはヤクザ組織があるらしいが二人は知っちゃいない。シンちゃん、タカシと呼び合う。ヤクザはコンちゃんだが、二人だけの時はコンノと呼び捨てになる。

 

 

 

例えばそういった描写で、シンちゃんとコンちゃんは違う事が言われる。命をかけて守る相手、場合によっては殺してもいい相手。それが分別される……が、そのどちらも友だちと呼ぶ。つまり呼び名は同じです。そういう事件がありましたがネ。

 

 

 

下水道カメラに死体のような女子高生が映る。行ってみると死体ではなく宮崎あおいさんのマリだが、マリはなぜか、この時から事務所に居ついてしまう。マリは曲者です。別の話では連続殺人とおぼしき事件が起こっている。

 

 

 

石田ゆり子、北見敏之の刑事たちが追う別物語で、つなぐのはマリです。その殺人にはアリバイは立つが、マリには共感覚がある事から、何らかの方法で殺人に結びついてないか? 容疑がかかります……簡単にいうと物語は、そういう構図になります。

 

 

 

シンちゃんにも共感覚があり、勘がよく、タカシをリードしている。そこまではいいが、この映画は共感覚のメリットが上手く書けていない。受けの演技の多い宮崎さんは上手く誤魔化すが、積極的に動く江口さんには演じようがない……ように見えます。

 

 

 

後半にピカソ役で松田龍平さんがからむ。ピカソには臨死体験があって自分は異常、ないし特異を説明、友達が出来ない……またしても怪演ですネ。それでテーマはどうしたら友達作りが上手くいくかト思われる。いい遅れました、映画は坂元裕二脚本です。

 

 

この映画と、例の事件とは何の関係もない。だが未熟な関係という意味で共通する。関係にはリードする事と素直になる事、素直にはならない。反発して分かれる、その選択がある。どの場面でどの選択を取るか? そういう意味で事件は映画と似ている。

 

 

この映画、キャスティングは素晴らしいが失敗作で、出来はよくない。共感覚は実際にある感覚らしいが、単に鋭敏という物ではないらしい。坂元さんはその辺にご関心で……ただ都合のいいネタとして出されたか?

 

 

父娘のような刑事たちの描写に親子の関係つくり、上手いやり方のヒントがあるべきで、脚本の欠点になっている。思春期、どんな風に大人になり、他人と出会う準備をする。どんな風に親とは別れるか? 関係の作り直しなのだが、坂元さんにも判らないのか?

 

 

ギミー・ヘブン 予告

 http://www.youtube.com/watch?v=7VY1HnaE8iE

 

本編

 http://www.gooddrama.net/japanese-movie/synesthesia-2006/1-2

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