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2013年4月22日 (月)

コードブルー

 Kodobドラマ「コードブルー」で脳腫瘍のケースを扱う。シーズン2の第2話パート2での夫婦、夫患者が、手術か放射線治療か選択を迫られるシーンがある。手術では記憶を失う場合がありえ、放射線治療では命を失う場合がある。ここで医師は、そう説明する。

 

 

もちろん一般論で記憶よりは、命が大切と考えられる。だが日本人的選択としては、記憶を大切に短い生命が選ばれる場合もある。このような選択は欧米と日本は価値基準が違うからだ。たとえば韓国、中国とも違う選択がなされるの、かも知れない。

 

 

ドラマでは医師白石恵が説明役を買って出て、夫婦を手術志向へと流れ入れる。病院としては手術をしないと保険の点が取れない。医師としても手術をしないと経験が積めない。放射線治療を言い出されては実際問題、困るからだ。

 

ドラマでの同僚医師は「あれなら患者は手術を選ぶ。いい選択をさせるのも医師の仕事だ」と白石医師を誉める。現実の患者も医師の説明を聞くが、聞いた段階で、すでに選ばされている。悪く言えばだが、説明はアンフェアになる。

 

つまり手術の得意な医師があったとすれば手術するように説明し、もしあるとすればだが放射線治療の得意な医師はそのように説明するだろう。患者が医師の意見を超え自己判断することはとても難しい。全く出来ない事ではないが……

 

今回、私が手術したのは脳腫瘍ではない。ただの副交感甲状腺の切り取りでしかない。主治医は入院期間は5日と言った。あらかじめ検査して置き「入院日に手術します」そういう。だが私は妙な気がした。

 

「コードブルー」とは緊急事態を意味する隠語だが、私の行った病院も緊急患者の取扱い、高度な手術を得意とした。副交感甲状腺の切り取りをする病院を熊本県下で探しても、あまりない。この病院では院長説明も行われた。

 

以前は手術自体が出来なかった。つまり私は幸運という。院長も主治医に負けず劣らず副交感甲状腺に詳しかった。術後は早くリハを行うようにと指示がある。私は「何日後にプールで泳げるか」と聞いた。

 

「退院、翌日からでもいいですよ」院長はそう説明した。「入院は3日間です」とも明言した。私はまた妙な気がした。入院の翌日に手術するなら5日であり、入院日に手術するなら3日ではないのか。

 

県外、その筋の病院のホームページにはそう書いてある。果たして実際には私は3日で退院を勧告された。3日でも5日でもいいが、院長の方が正しかったわけか……ト思った。「私は泳ぐのを趣味としています。明日から泳いでいいですね」

 

退院当日、念のために看護師にそう聞いた。「家のシャワーならいいがプールは雑菌が多い、一週間はダメ」と昨日出て来た看護師がそういう。院長の言葉をいうと看護師は主治医にではないが医師に再確認を取ったのだ。

 

つまり院長意見は完全に消された。院長は話のどこを強調したかったのか? とにかくチョンボを言った事になる。あまり簡単な手術ではないが、大手術と怯えられても困ったのだろうか? この辺の詳細は私にも判らない。

 

副交感甲状腺の治療は今や切り取り手術が確立しており、院長の言葉どおり一般的です。しかし治療薬もない訳ではない。私は立場にないので薬の説明はしない。ドラマ「コードブルー」の問題シーンはここで観れる。シーズン2の第2話パート1から2にかけて。

 コードブルー2 http://www.gooddrama.net/japanese-drama/code-blue-2

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