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2012年10月31日 (水)

めし 映画

Mesi 1951年作品、日本がまだまだ貧乏だった頃の映画です。うなぎめしが100円の話が出て来ます、今だと2000円の感じか? 外食が楽しく家庭の食事がうっとうしく、それでこのタイトルになる。でも娯楽映画ですよ。

 

今年はうなぎが高いと話題になったが、外国産があってそうでもなく、51年頃の方が高かったのではないか? 私はそんな気がする。暑い盛り、月に何度もうなぎを食いたいトの声を聞いた……この頃は、年に何度も食べてない。

 

上原謙さんは証券会の社務め、かなり裕福に設定してある。義妹が転がり込む上に靴を盗まれる。で、会社から数千円を前借する部分がある。コンビの靴が2000円で、義妹とうなぎを食いビールを飲むのだが……

 

「何故、ウチでお食べにならないの?」島崎雪子さんのセリフがあって、上原さんは家庭の飯がまずいと言う。親の反対を押し切って結婚し5年、倦怠期です。それで奥さんを演じるのが原節子さん。

 

原さんは演技が瑞々しい、永遠の処女と言われます。ドイツ系の彫りの深い顔をしている。美男美女を集めておいて倦怠期もないが、その辺が娯楽映画ですなあ。原作が人気の林芙美子の絶筆、中断された部分からは川端康成さんが足しています。

 

林芙美子さんは普通の女性を激励する小説、放浪記でベストセラーになった人です。プロレタリア文学とまで思いませんが、これで観るとブルジョア化してます。映画の中では「着ていく物が……」言いながらクラス会には出て行きます。

 

原作自体が朝日の新聞小説で、華のある光景が多い。ビールもうなぎも外食行為も、あまり批判的に書かれない。林さん自身がそういう店で原稿を書いたそうです……家に机がない意味ではなく今でいうノマドとか、オサレ感を演出した行為と思う。

 

Win8が出ましたがモバイル性能を強化してるようです。Win7も安定性ではXPに負ける……と言う事は基本ではなく、時代は応用力の段階を行っている。iPodも実用の物でなく、オサレ感を演出する道具です。そのうち実用性が高まるかも。

 

それまで私はレシートの裏にメモし、俳句を書きつけていきます。映画の話にもどします。家庭にあって生活を重視する。私はそれが基本と思う。うなぎを食ってもいいんです。私がポルチーニソースハンバーグ、食ったようなもんでしょ?

 

ただオサレ感で生活は出来ません。言ってしまえば「めし」は十分にオサレな映画で、虚飾というか空疎性が見える。昨日の冷たい熱帯魚で、娘がスーパーで万引きするのはファーストフード類、つまりめしなのです。

 ●画像 妻の留守に、夫は寝入った義妹に寄る場面。妻は疑惑を抱きながら、釈明を聞こうとさえしない。原作は絶筆、映画の結末は仲直りで終るのだが……

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