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2012年6月27日 (水)

現実とメディア

Semi 物があると見て聞いて触って、嗅いで舐める。それから理解という事になる。平たくいうと、そういう物かと思う。それだけの事だが、真ん丸い物を長丸く思うかもしれない。極端な時には三角の物を丸く思う、なんて事がある。

 

そうすると自分では判らない。他人に「あれは君、三角じゃないか。三角に決まっている」言われて初めて、丸じゃないんだ。ないかもしれない。もしかして三角か? いや三角だったか? やはり三角か。何年もして丸いを撤回、三角にする。

 

そういう事がないように、か? どうか? この頃、いきなり物には当たらない。本で読んでTVで見て、いったん仮知識とする。仮の理解をしておいて現実に当たる。すると真ん丸と長丸くらいの食い違いはあるが、丸を三角と違える事はない。

 

抽象に過ぎますか? セミは見た事ありますねえ。聞いた事も触った事もおありでしょう。臭いはどうです。食べた事ありませんか? 私もありませんがセミはエビに似た味がするそうです。納得しますか? そんなバカなと思いますか。

 

一端、思い込んで、それから後で修正するのは自分でも大変です。ある物を見て聞いて触って、嗅いで舐める。現実に当たる事を確かに行うには、エネルギーが必要です。むろん判断力や理解力も必要とし、近似体験もあった方がいい。

 

養老さんは死体を解剖して現実に当たったと思いました。それはそうなのですが、昆虫採集でも現実に当たった訳です。蝶が飛んでいるとは、近くに木や草、植物がある事を意味します。街路樹に特定甲虫が多いことは特定植物の多い事をも意味します。

 

その人の血液に特定物が多過ぎれば、いくつかの病気が疑われます。その町で取った虫はある意味、町の血液とも言える。町の周囲の自然が透けて見える……時もある訳です。虫の知識が現実の知識であれば、町の周囲が地図のように見えてきます。

 

人とその物の間に、どういう関係が持たせられるか。あるいは私とその物はどんな関係にあるか。あるいは持ち得るのか……ある意味で本が必要になり、TVも必要になります。メディアを頼ってもいいが最後には現実を見なければならない。

 

メディアだけ見て現実を見ない。モニターでデータだけ見て患者を見ない医師が増えているそうです。本だけ読む人TVだけ見る人……現実に無関心で食べようと思わない人、いろいろある訳です。確かに、それは潜在意識とも関係はある。

 

セミを食べた事がない。カブトムシはどんな味がするかも判りませんよね。現実を知らない事になります。私の推測ですがカブトムシは、セミと似た味がするでしょうね。味が似る。その意味は、昔、エビとセミが同族だったいう事です。

 

さらに言うと人間も、同じ海から陸に上がって来た。いわば真ん丸と長丸のようなもので、命に大差がない……それからカブトムシは食べない方がいい。あの幼虫は生ゴミに近い物の中でも育ちますから……ええ。

 ●武満徹 作詞作曲 ○と△の歌 http://www.youtube.com/watch?v=VwnrKrKiVlo

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