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2010年4月21日 (水)

語りかける風景~身障者の日~

Img_04222

年度が変わって新体制の県立美術館の、身障者の日です。担当は学芸課の井上主幹、先の土曜日にはふつうのセミナーがあって、身障者向けの日とどう違うか興味のある所です。

私はセミナーの方にも行き、他に車椅子の人もあって、割合が違うだけで似たようなモン? それとも? 井上主幹のお話の印象は微妙です。後の写真、決定的なのはコレです。

体の動き、姿勢に個があって食い入るような視線は、絵に集中しています。関心のもたれ方が判り易いでしょう。理屈はパソコンスライドでも同じですが、こんなに見る人の個性は出ません。

言っていいのか。絵の前の方が格段にリラックスされ、闊達なトークと間の置き方は絶妙。土曜日のセミナーは悪いとは言いませんが、ほぼ満員の盛況なのに、これほどのノリはなかった。

「絵の大きさから来る誤解もなく、現物の方がやりやすいのです」それに私の見る所、パソコンの色は間違いではないが、正しい色彩が写らない。

「手が空くと常づね、会場でギャラリートークやってますから、それは慣れています。こっちの方が安心できます」

緊張される係員さんもあります。井上主幹はどうも身障者慣れがあるト私は読みます。

「障がい者の日は始めてですが、友達など、ありますから、それも慣れています」

そういうわけで今、県立美術館は元気いっぱい勢いがある。今回はスポンサーがRKKで「語りかける風景」コロー、モネからピカソまでをメイン展示している。

熊本の美術で「モダンエイジ」永青文庫展示室「細川一門」も合わせての開催です。ただ当日は雨、それで入場はちょっと少ない。会場は解説が始まるまで貸切状態。

その後、井上主幹の解説が始まります。それまで私はひとり点描画を近くで見たり遠くて見たり、のんびり言うより、我が物顔です。その時に何だか視線を感じる。

TVカメラが入っているのは知っていました。こういう時は絵柄が男より女性でしてね。私に来ると思っていません……が、視線を感じる。知らんふりして撮ってる……ああヤラれた!

この日、絵のニュース最初の1、5秒に使われました。それはいいとして県立美術館が熱い。今、行き時です。身障者にも慣れられ、対応の感触が全体に良くなっています。

見終わって出るとまた少し雨が降って来ます。傘はなくトレーナーのフードを立てて外に出ます。お出迎え係の担当が私を見つけます。

「大丈夫ですか?」

――大丈夫ですよ。

「ほんとうに?」

――本当に大丈夫。これからプール行くから、どっちみち濡れるんです。

「まあ!」ギャグは通じたようで、係員はズッコケるポーズをお取りになります。

●画像は客は誰だか判らない後姿を出す予定でしたが、こっちがいいでしょう。顔には見せない処理を入れています。

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