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2009年10月19日 (月)

アートプレックス熊本秋レポート

Img_03412Floating Worlds オランダのSax、ビオラの即興音楽デュオ。それにお琴など日本人が加わってのトリオ。いわゆる即興にはピンとこない人も多い。しばらくすると納得と……それで評価が別れます。

雑音の不協和音ではないので、不快で長く聞いていられない事はありません。でもちょっと和洋折衷というか武満徹風というか……ただ、こういう風に次々と言葉に換算されるのは前衛的ではない。

ちょっと前の前衛風、即興性も予定中和というか。それで説明がつきます。それでも受容されない。好みもありますが、客は次々と帰って行く。最後まで聞いた人は少ない。

新しいのがある意味で古くなり古いのが意外と新しい。言葉のおふざけのように聞こえますか? このグループの最初の印象が後々にまで尾を引いて行きます。

Img_03422_3Swing Amor ジプシースイングというのですが、私が聞くとJラインハルト風に聞こえます。アコースティクという意味では同じです。音楽が少し前に帰って行く感じです。

楽器の音がスイングジャズなら、演者の服の感じも違う、季節もあるでしょうがTシャツGパンのスタイルではなくなっています。ロックではなくスタイルから入ってテクが表に出る。

かっこいい、私は実はこの言い方が好きでないです。カッコいい事は悪くないけど、スマート過ぎ、形だけではハートがない……音楽がサラっとし過ぎてないかなあ。ない物ねだりでしょうか?

Img_03452 ●中田博・由美+セツエリコ ボーカルって昔は例外なく太っていたんです。ジャズに限らずネ。セツさんは小柄で細い。でも声がよく出ます。ムーンリバーを充分、ジャズ風に唄われる。

バックは昨日の写真にも使った中田博さん。何も奇をてらわず自信を持っての演奏です。本当に普通です。この場合、普通というのは褒め言葉です。お判りですよね。

気が付いたのですが、今回アートプレックスはPAがいいです。PAを通さないような自然感があります。スピーカの後ろで聞いて、あ、ここは私の席は悪いと思います。が、写真撮りには悪くないのです。

Img_03482 ●今回のクライマックスはこれ、俵英三フラメンコギター。これに歌姫2人、舞姫2人の5人編成のチームになります。ギターだけの音楽から始まり、シングルの歌にタップが入り、ダンサーが1人で踊り、最後に歌もダンスもダブルになる構成です。

そういった練り上げられた構成の中で、次から次に見場を作り、見事にそれを消化していく。ステージ代わりはベニア板を敷いて張り合わせただけの単純な舞台です。ダンス部分の撮影はないのか? ありません。撮影禁止だったのです、残念!

それでここまでやるか。いわゆる西洋音楽に取り込まれず伝統を守って来た強さが光ります。スペインも西洋ではありますが、歌はむしろ浪曲やお経の節回しに似ています。

どこか懐かしく、地のつながり……果たしてフラメンコにはあるのでしょうか? そういう気になります。そういえば、最近は女性の間でフラメンコが流行している話も聞きます。それが底上げになってか、あれメンバーは全部東京勢! 海外勢ではありません。

アンコールが終って、帰ろうと振り返ると町内のオネエサン。

やあ、なんて。取ってつけたようなオチでしょ(笑)

「用があって聞けないかと思ったら……最後の方は」

――いやあ、私の聞いたウチでは、今のが一番でしたよ。

「よかった!」そんな会話で、今回もおしまい。

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コメント

こんばんは!
ときどきこういった音楽を聴きたくなるんですよね(^^)
hataさんが本文中に触れられていた「かっこいい」という言葉ですが、私はブログで多用しているような気がします(笑)
言葉って面白いなと感じるところで、用いる人によって伝えたい内容が異なる場合があるかもしれないということですね(^o^)
そう考えると、普段の会話が今までよりももっと楽しく感じます♪

こんばんは。
何でもチェックしますが、服装チェックで風紀委員みたいですねえ。そう言われれば思うので、書いてるときは気が付きません……あ、前々回も何か書きました。

あれは柴田健一さんが、見る人は見ているト、気にされてました。あの人は計算してらした。自分では意識しませんがチェックポイントは決まっているのか? 自分の服は出鱈目なのに、困ったもんだ!

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