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2009年9月29日 (火)

お伽ばなし

033033お伽ばなしをしましょうか。

お伽ばなしをしませんか。

お伽ばなしをしましょうか。お伽ばなしをしませんか……

お伽ばなしをしませんか。人は自分の王国に生まれます。両親を従者と従え、家庭という夢の王国に生まれます。その夢が覚めるのは弟の出現に、両親の愛が絶対では無いと悟るからといいます。

お伽ばなしをしましょうか。人は自分の王国に生まれます。では末っ子や一人っ子はどうか。王国は消えないのでしょうか。姉さんの夢よりも長い夢に、それでも愛は絶対では無いと悟るとされます。

お伽ばなしをしませんか。その夢の成り立ちが夢と断わられるので、王国を無くした兄の王子は、いつか悲しみの森に向うのです。遠い道をひとり歩いて悲しみの森に辿りつくといいます。

お伽ばなしをしましょうか。その国は夢と絶たれて、王国を無くした姉の王女は、いつか憎しみの海に向うのです。遠い道をひとり歩いて憎しみの海に辿りつくといいます。

お伽ばなしをしませんか。兄の王子はひとり遊び、悲しみの森から帰れない。姉の王女もひとり遊び、憎しみの海から帰らない。森をはみ出した王子は海に抜け出し、偶然、王女に出会う事があります。

お伽ばなしをしましょうか。姉の王女はひとりに飽きて憎しみの岸辺をさまよい、森の端にたどり着き、見知らぬ王子に会う事があります。王女は王子の悲しみを見抜き、呪文で悲しみを消してあげる。

お伽ばなしをしませんか。王子は王女の憎しみを見抜き、呪文で憎しみを消してあげます。ひとつの呪文はもうひとつの呪文と重なり、どちらでもない別な呪文になります。

お伽ばなしをしましょうか。ひとりとひとりが二人になるという呪文、誰か知りませんか。私に海鳴りのように唱えてくれませんか。誰か呪文を知りませんか。風に唸る森のように呪文を聞かせて下さい。

お伽ばなしをしませんか。王子は弟に呪文を伝えに国に帰り、王女も妹に呪文を伝えに国に帰ったという。誰もいなくなった森に呪文ばかりが風になる。誰もいなくなった海に海鳴りばかりが呪文を唱える。

お伽ばなしをしましょうか。お伽ばなしをしませんか。お伽ばなしをしましょうか。お伽ばなしをしませんか……

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コメント

こんばんは
人はひとりで生まれ、ひとりで死んでいきます。もちろん、協力してくれる人や傍観している人、逆に邪魔をする人もいます。
苦しいんです。誰かに助けてもらいたいんです。黙って話を聞いてくれるだけでもいいんです。

>ひとりとひとりが二人になるという呪文

私にも教えてください。

今日もお付き合い、ありがとうございます。これ本気? 本気はちょっと怖い。
理由があって、現実に事柄があって文章を書いて、現実部分の説明を取ってしまう。するとチグハグ穴ができますから、チグハグの穴を別な言葉で埋めてしまう。

ワープロは手書きと違って穴を開けたり埋めたり、取り替えたり……その辺りは便利に出来ています。小椋ケイさんが、ケイの字が出てこない。小椋さんが米国に出張して、会社の都合で帰国を、早くに言われ……それで、もう少し米国に居たい。

私に少しは愛を下さい……体験は唄になったそうです。

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