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2009年9月24日 (木)

FREEDOM アニメ

Photo アニメ「FREEDOM」を最後まで見ます。絵から大友作品のように思っていたら、大友克洋さんはデザインだけで内容は高松聡さんによるという……大友降板という説もあり、そうすると私は何とも言えません。

アキラの超能力戦争はどうなる事かと単行本を毎回、読んでいた記憶が蘇りました。アキラは最終巻を読み終えてガックリしました。超能力戦争の向こうには何もなかった。まるっきり予測しないではなかったので失望ではありません(笑)

限界の向こうへの関心は誰にでもあるのでしょう。しかし向こうには必ず向こう側があるかというと、そうもいかない。能力に限界があるように超能力にも限界がある。具体的には言えないけれど、超えられない壁として、その時に限界が存在します。

アキラの大半は空飛ぶバイクを使ったチェイスであり、3つ巴の争奪戦のサスペンスだった。それ自体が大友さんの書きたい事でもある。そこに気がつくとドラマはタネの見えた手品のように色あせます。FREEDOMが二番煎じと言われる原因でもあります。

アキラの飛ぶバイクはFREEDOMではビークルと言われ、これは空は飛びません。FREEDOMでは中古のスペースシャトルで、月と地球間を飛び交います。比較していいのか? 私も中古の高級カセットデッキを現役使用していますが、シャトルの中古はハードオフに出るかなあ?

中古で話をつなげば、最近LDで旧作をまとめて買いました。「ローマの休日」は趣味ではないけど再見用に買いました。が、怒りの葡萄は買わない。同格の名作だけど再見はしたくないのです。ニュアンスは判りますよね。

大昔の映画だけど「休日」は贅沢が前提になって「葡萄」は貧乏が前提になっている。今の日本では「休日」に近い夢は、見やすい。「葡萄」に心託すのは苦痛と思います。私も含め、みんな甘い夢を貪っているト、そういう事です。

中古のロケットで宇宙を駆け巡る夢って、どこか休日の味がする。高級カセットデッキが、今なお高音質なように。CDやMD、MP3と違う世界で多分、今後も追随してくる物はない。休日の夢の輪郭がデッキにもあります……しかし、それはお気楽な太平楽に過ぎません。

日本の熱帯化も毎年、鉄砲水とか大水が出ますよね? 水に漬かった家、裂けた道路、流される車、決まって老人が溺れたりしています。夢でスペースシャトルはコントロール出来ても、現実の熱帯化はコントロール出来ない。それどころか怒りの葡萄と考えたくもない。

FREEDOMはバブル前の企画で、この辺の矛盾に気がついていません。ただ休日は見たいけど葡萄は見たくない。FREEDOMだけが私たちの内的な矛盾を突いている訳ではありません。私たちは、いや私は……後は、この次にしましょうか。

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