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2009年6月29日 (月)

風が吹きます

少し前に詩の賞をもらいましたが、時々、詩を書きます。前のところに出しましたら読んで頂けました。ここでも披露したいと思います。タイトルは「風が吹きます」

風が吹きます。5月の風が草の間を吹きすぎる。

草の葉を揺すり、その茎を動かし白い花まで揺らしてすぎます。

風はクローバーの草色に染まり、吹いて来てはまた吹きすぎます。

風が吹きます。5月の風がケヤキ並木を吹きすぎる。

木の葉を揺すり、その枝を動かし幹の方まで揺らしてすぎます。

風は緑色のケヤキに染まり、吹いて来てはまた吹きすぎます。

風が吹きます。5月の風が私の中まで吹きすぎる。

服の襟を揺すり、心までも揺すって帰れない所へと運んですぎる。

風は私の心の中まで染めて、吹いて来てはまた吹きすぎます。

風が吹きます。この日の風が彼方の空まで吹きすぎる。

雲の端を揺すり、世界までも揺すって時の彼方へと運んですぎる。

風は空の藍色まで変えて、吹いて来てはまた吹きすぎます。

風が吹きます。風が吹きます。風が吹きます。

あなたの風が、彼を揺すり彼女を揺すり、どの人をも揺する。

この町の風はあの町を揺すり、その町を揺すり、どの町をも揺する。

風が吹きます。風が吹きます。風が吹きます。

この朗読版は「私の書いたポエム」下記のメルアド、右側オンデマンド欄から

6月28日分を選んで下さい。放送の18分あたりから私の詩の紹介と、選評というか感想があります。

http://www.radionikkei.jp/poem/

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コメント

こんばんは
2日続けて、誌的な記事、楽しませてもらいました。木と、それにそよぐ風、イマジネーションが広がりますね。私は、若葉の頃のむせ返るような匂いが好きです。

書いた時期は違うのですが、こういう感じの作がありますねえ。あまり新しいのは書けない。風については歌詞にするつもりでしたが、それには失敗しました。
政治的な感じにもなってますが、仕方がないかなあ。梅雨の申し子のような人もいらっしゃいますから(笑)

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