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2009年1月 9日 (金)

袋のない福袋

高名な作家が「夏場に正月をしたら、どんなに人が助かるだろうか」と説をぶった事があります。夏場なら冬場のように食べ物を用意しなくてよい。晴れ着、服も少なくていい。社会的格差を意識しなくて済むという訳です。

いえ一部、成人式などは説を取り入れ、盆に行われる地域があります。全部が全部を否定しようとは思いません。一理あります。しかし肝心なところが抜けている。なぜ正月が冬か、根拠を忘れています……あ、あなたも忘れましたか?

正月が冬である理由は、思い出してもらう事にして、今年も福袋が売れたそうです。女性は服の福袋、子供はお菓子やおもちゃの福袋……色々ある訳です。不景気とはいう物のまだ家計には余裕があって、めでたい方の日本国です。

その正月から縁起でもない、言われそうですが世界恐慌は、世間で言うより長引くそうです。経済学者がいうには、あくまで予測としながらも、情報の流し方が縛られているトいいます。1年は3年、3年というのは実は5年、5年というのはさらに10年後……

来年末に何とか収まるという説は、それは子供向けの説といいます。お菓子やおもちゃを欲しがるから与える。聞かれるから言う説というんです……本当のことをいうと福袋を買うような場面ではない。とまあ経済学者はいう訳です。

しかし心は浸ればやがて慣れます。来年の末と言われていれば気楽です。お菓子の袋が大きければ子供は安心します。3年先まで我慢できる気もします。子供のおもちゃも今はゲーム機ですから安くはありませんけどね。

それでも子供はおもちゃを手にしていれば機嫌がいいのです。親としても幸せというものです。3年先が来てから、もう2年とか3年とか言えば諦めます。それがダメなら諦めないなら、そのまた先の3年とか何とか言えばいいでしょう。

人の心はそんなもんです。心が細まると書いて心細いなんて、うまい事を考えました。細い心も寄せて集めりゃ太くなる……かどうかは知りませんが、そういう感じですねえ。連帯感という言葉がありますが、福袋を買う時の正月の行列で、連帯は感じませんねえ。

そうそう正月の由来、冬は寒く日が短くなるのです。日が短いと心は不安になります。このまま暗い闇に閉ざされそうな気になる。滅入る気持ちを払うためにお祭りをする。それが正月やクリスマス、火祭りの由来です……滅入らぬ夏にやっても仕方がない。

沈む心に福袋を買う……それが福袋の由来です。いうなればウツ対策という訳です。正月にはコンサートや美術展のチケットを買う……それでも福袋の役は果たします。むろん本やCDでもいい訳です。袋のない福袋、あなたは何を買いますか?
●画像は描き主が消えた、去年の福袋?

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