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2008年6月17日 (火)

芋虫日記 2

成長の不安は、衰弱の不安とも重なります。衰弱とは簡単にいうと老化になりますが、若く成長すべき時に成長できず衰えていく……そういう事も身障児には珍しくない。生きる時は順調な時ばかりではなく様々な局面があります。

一番、危険な時は変化の時で、今日の写真はサナギ化に失敗した芋虫です。変わるのは得意でない。しかし変化が得意という人はもともとありませんで、誰でも変化は好きではない。それでも、ことさら苦にし拒否しようとする人はあります。

怖いという事であります。
「ああ、失敗した」と芋虫がつぶやいたりするか、どうかは知りませんが、これはそういう写真です。怖い事をワクワクと捕らえ、ドキドキとして挑戦する人がある。多分、それが若いという事です。

変身すべき時に変身できない芋虫は、むろん蝶にはなりません。蝶にならない芋虫は……ある意味で身障者のようなものであります。こういっては何ですが、健常者でも機会を逃してサナギになれなかった人を時々、見かけます。

変化を恐れてはいけない。まして拒否してはならない……私もこういう写真を撮って来ると、自分の胆に命じる訳です。もっとも書いたように手遅れという説もあります。だから身障者という説もあります。十分に若い人に一番、見て頂きたい写真です。

変化という意味では、もう一つ違う変化があります。自律的な内面の変化に対し、外から促された外面的な変化という事を漱石も言っています。芋虫も外面的に変化をすることがあります……自分で変化できない人にも希望はあります。

エイリアンという映画で怪物は最初、人の顔に貼り付きます。映画で見ると胃の辺りに寄生して、食事のシーンで飛び出してきます。気持ちの悪いシーンです……あのシーンをどう見るかでセンスを問われます。

つまり寄生される。寄生されるというと悪いイメージですが、サナダ虫は人の寄生虫ですが、寄生の変わりにアレルギーを緩和する物質を分泌します。せっかく寄生した人にサナダ虫アレルギーになられたら、自分が困る訳ですから。

共生できる物質があると人もアトピー、アレルギー、喘息などから開放されます。ふつう男性で出産は出来ませんが、ああいう形ですと出産が可能です。映画では否定的に描かれましたが、違う者の子を産むという面白い設定が描かれた訳です。

それを肯定的に捕えてみる。サナダ虫の話ではなく、芋虫はその体に生きたまま羽虫の卵を産み付けられる事があります。

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コメント

勉強になるというか、知識が豊富になる記事が多いですね。コメントがしずらいですが・・.はは。お元気そうですね。  足の調子がいいのかな。たまに「i」に乗るhataさんを想像して微笑んでいます。(見てみたい! 興味似合ってるのかなあ・・)

足の調子はいいのですが……保障期間内にパソコンを出さないか?イーマシンから申し出があって、出してみたらハードディスクが……そういう事態になっております。これは不幸というより幸運です。判らなかった可能性が多いのです。アイは明日、点検です。もう珍しくない、目も引かないト思っていたら。そうでもないようで、普段は話し掛けてこない人が、話されますねえ……昨日は駐車場で、タイトスカートのお姉さんが燃費の話を……ウソです(笑)あ、アッシュさんの顔色変わった。

目立ちますもんね、まんざらウソでもない感じで・・へへ。さっき(夜ですが)グロリアの掃除を路駐してやってたら、「いつもごくろうさんです」とオジサンに声かけられましたよ。夜クルマを洗っている怪しいおとこにオンナは絶対に近寄らないですよね〜。hataさんも気をつけてくださいよ(笑)

それはそうです……いえアッシュさんが怪しいという意味ではなく、とにかく接点を持たないように、持たないように、町全体が警戒の町です。不特定多数に向ける警戒ないしは悪意に満ちてしまいました。切っ掛けがあれば振子を振るように、戻せるのか?なかなか難しい面が多いようです。下校時の小学生の顔には無邪気な輝きがあるのですが……

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