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2008年6月16日 (月)

芋虫日記 1

自分という現象は厄介な要素を持ち、その厄介さを避けられない所があります。たとえば育って大きくなる。変化はそれだけの事なのに不安です。人間の場合、大人になればあっさり成長は止まるので、それで安心できると思われ……そうでもありませんか?

これは芋虫、と、ここで芋虫の写真を入れる予定が、入りません。諸般の事情がありまして……午後からは入るか? 判りません。判りませんが、この芋虫日記はシリーズ化を考えています……アゲハは卵でミカンの葉の裏に生まれ、その葉を食って育ちます。

多少のぶれはあるけれどミカンならミカンの葉ばかりを食べて育つ。人間から見れば奇妙なことで、何やら生来のばっかり食ダイエットをしているように見えます。しかしミカンの葉ダイエットはあまり効かない。

芋虫はプクプクと太っています。誰かに嫌味をいっているようで、別な素材も考えたのですが、その場合は毛虫日記……ゾッとしません……これ以上は太れないほど太ると自分の皮を破って、さらに太るという話です。私はそれを見たことがないので何とも言え……いや、書けないのです。

芋虫には自身の変化のイメージがあるのか? 私、こんなになっちゃいました。なんて言う芋虫に会ってみたいのですが、その辺は思春期の人間、若者と大差はないのかもしれません。自分はなぜ自分なのか考え……ないでしょうね。

毛虫の場合は長く、集団行動をします。いっせいに行列を作って葉を食います。まあ種類にもよりますがね。この行列が気持ちが悪い。毛虫の気持ち悪さは、鳥などから見てもそのようで、それで食われる事を防いでいるのでしょう。

育つだけにしろ変化が本来のあり方でしょう。長い不変の報いは、むしろその分の大きな変化になります。急激な変化を望まないとすれば、日々ゆるやかな変化し、少しずつ変わり続ける他はない。ミカンの葉陰で芋虫が葉を食っています……やがてサナギになるのです。

「エイリアン」映画1作目には、私は生理的に気持ちが悪くなったのですが、暫く海老が食べられなくなりました。基本的には同じですね。ただ芋虫は菜食で、映画の怪物は肉食です。人間も昔の人は菜食で、最近の人は肉食なのかもしれません。

ただ正確にいうと雑食なのですね。雑食は他人の食べているのを見て、自分も食べられるのではないか? そう思うところから始まります……そういう気がします。家に来る犬も何か食べてると欲しがります。

肉はもちろん魚を欲しがり、果物ほしがり菓子を欲しがり野菜を欲しがる。芋虫はそんなことはありませんで、ひたすらミカンの葉を食います。

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