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2007年12月23日 (日)

パチンコこわい

落語に饅頭こわいのお題があります。
「誰にでも嫌いなものがある。お前の嫌いなもん言うてみい」と始まる話です。好きな物も生活を破綻させない限り、何をどれだけやってもよいのです。

私も博打の体験は他にもありますが説明が長いので、競輪と株に話を止めております。株は、あれは賭けか? そういう論議はさて置き、生活破綻のない限り、やってよいのです。一見、身障、健常の区別はないようにも見えます。

身障者の場合、軽々と一般論が出来ないのですが、どうも事が大げさになりますねえ。パチンコで3万円勝つと3年間は伝説になります。いえ伝説にするのは構わないが、それだけ興奮し易い性格というか動揺がくる体質が、あるわけです。

研修旅行で行った。いえ身障者協会では慰安旅行の事を研修というのですが。その旅行のバス休憩の先、隣にパチンコ屋があります。土産物屋に飽きたので人の足はそっちへ向かいます。杖のその男性会員も向かって見えますが、足が途中で止まります。

――どうかしましたか?
「いや、その……」
――しました?
「怖い……パチンコ屋は……」

男性会員は「前にパチンコ依存症になった」トいいます。どうしても止められなくなり親戚に意見され、離婚を収めてもらったトいいます。会員はにじみ寄るように歩み、結局、バスに向かって引き返します。私は一応、パチンコ店内に入って台をにらんでからトイレを借りて帰ります。

台の釘が読めるほどではありません。観光地のパチンコ屋は難しい位の知識があるだけ。やがて人がガヤガヤと帰って来ます。
「やれやれ……ト」
――出ましたか?
「出ない出ない……釘、閉まってるもん。誰も勝てん!」

まあ、そんな感じでしたねえ。勝てなくとも楽しければいいのです。それがそうは行かない。アルコールも最初フワッとしましょう? あれが楽しい。私などは酔って歩くとフカフカの絨毯の上を歩くような、妙な心地がします。それで余計に歩きたくなる……が、足元は危ないのです。

それで止めます。アルコール中毒にはなっておりません。聞けばアル中にはアルコールの楽しさはないそうです。楽しさはなく必要だけがある。見えない飢えを満たすために、ひたすら飲むそうです。楽しくなく飲むほどに荒ぶばかり。

いまだに百薬の長をいう医師もありますが、短かい人生に言えた事も長命化すると難しい。特に女性はホルモン分泌の関係で中毒化しやすい、そういうデータが出ています。それで最近はアルコールに関しても厳しく言われます。

身障者は賭けに弱い、そういう事をいっても不名誉でない気が、私はします。楽しいというのは高揚感です。その高揚感がリスクを伴う。それが危険というなら生きる意味がないではないか、そう規定されると正にそうなります。

フィギャースケートの浅田真央ちゃんが、スケートの中に大人の演技を要求されます。実際、実年齢も大人に近く、ちゃん付けもどうかと思うのですが……生活の上では「大人になりたくない」ト発言します。私も還暦、そろそろ大人にはなりたくないです。

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パチンコこわいを参照しているブログ:

コメント

還暦ですかあ..僕もあと5年経つとそういうことになりますね。思えば20代後半から今まで、あっという間という感じ。あと5年なんか、すぐでしょうね。昔は還暦っていうと、お爺ちゃんのイメージでしたが、今はまだまだ若い年。そう思ってるのは僕だけで、若い子から見たら、やっぱりジイさんなんだろうなあ、ちょっとさびしい(笑)。 パチンコは777が出始めて辞めました。今日はテレビもラジオも聴いてないけど、有馬記念どうだったのかなあ。

「センセイの鞄」という小説、知ってますか?70代男性と40代女性のロマンスを書いた話ですが、それは「誰も知らない」みたいにCM化されています。ただアッシュさんのいう若いとは、20代に限られる。20代に相手にされたい55才というのは?……想像を絶するかなあ。「ハタさん、田村正和と同じ年ですよねえ。いけますよ、頑張りましょう!」私は言われてます。頑張るって、古畑任三郎どうするちゅうんだ!

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