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2007年10月23日 (火)

レッド・バイオリン〜LOST

一番古い形は「グランドホテル」という映画からグランドホテル方式と呼ばれたト聞いています。エピソードとエピソードがあまり関連のない群像劇から、関連が強い物へと移る傾向にあります。つまりエピソード同士がコントラストする映画もあります。

USENギャオプラスで最初に見たのが「レッド・バイオリン」で仏中米の合作映画になります。各国がそれぞれエピソードを担当しています。いかにも大作の風格で、そういうのが好きな人にはいいでしょう。話と話の関連はちょっと薄いかな?

次に見たのが「新幹線大爆破」75年の東映作品で、当時から評価の分かれる映画でした。私はなつかしくて見たのですが犯人、警察、国鉄、乗車客の4つの流れをねじり合わせて面白い効果を狙っています。これは、元ネタは黒澤みたいです。

「暴走機関車」スタッフに佐藤監督が入る話が流れてと言われますが……それより「天国と地獄」が原型でしょうね。エピソードとエピソードがディスカッションを始めて、熱が入りオーバーヒートしていくとリアリティは、もういい加減でもよい。

高度経済成長に乗り遅れた人の怨念を、左翼学生が理論化して行く経過や、いい加減な警察と誠実な国鉄の対比が、大筋でよく捉えられています。日本の構造が、まざまざ見える中で一種、時代劇を見る感慨にふけってしまいます。

そして見てる最中は「LOST」米TVシリーズです。たまたま深夜放送で見て、3回目くらいから見なくなったシリーズです。ツイン・ピークスのような連続で、登場人物の内面が回を追って明かされる所は間違いなくホテル形式です。

みんなそうですがTVシリーズは最初の3回がていねいに作られていて、予算も取ってあって、どうなるんだろう。そう思わせますね。それ以降はボルテージが落ちてセコくなって、やれやれという結果になります。

エヴァンジェリン・リリーさんが演じる副主人公は、魅力的ですねえ。カナダ人だそうで、私はカナダ人に魅かれるジンクスがあります。若い頃、クローネンバーグさんという監督に惚れ込んだり、ポピュラーのジェニ・ミッチェルにヤラれたりしてます。

ドラマLOSTは訳の判らん展開になって行くと思われ、結末は気にしない事にしています。群像劇は知らない人と人が出会い、たとえ別れに終るにしろ、可能性は観客の心に火を点す。一人で出来ない事が二人なら出来るかもしれない。それでもダメなら、三人ならばと……

ウイッキペディア「グランドホテル方式」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB%E5%BD%A2%E5%BC%8F
「新幹線大爆破」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%B9%B9%E7%B7%9A%E5%A4%A7%E7%88%86%E7%A0%B4
同「LOST」http://ja.wikipedia.org/wiki/LOST

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