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2007年7月23日 (月)

もうひとつの物語

ひとつの出来事は他の出来事と結びつき、一連の出来事となります。人生は物語(ナラティブ)として語ることができる。老いも障害も成長、回復と、学ぶ可能性に満ちています。確かに言えるでしょう……だが若い人生ではなく65歳からの人生に、どれほどの人が変化を求めるか。いや受け入れられるか。

シェークスピアのリア王の話ではなく、これは昨日の続きです。1970年後半に成立したケアマネジメントでは、弱点を補助する事で解決を図るアプローチが主流でした。しかしこれではQOLや活力は充分に高まらないのが明らかになっていったトいう。

QOLの向上と財源の抑制と、介護保険の目的が変わらないとすればエンパワーメント……力をつけること。人と人との関係、生き生きとした出会いの持ち方が問題になっていきます。確かにカラオケ大会より童謡の合唱、ゲートボールより筋トレといった課題になる必然は解ります。

○ドミナントストーリー……平常の物語。普段はドミナントストーリーの中で人生を生きればよい。
○オルタナティブストーリー……普段日常とは異なった状況に出会う時、ドミナントストーリーでは対処できず見直しを迫られる。新しい物語が必要となる。
      参考 http://homepage1.nifty.com/shigeki-suwa/narrative/

ストレングスモデルとは何となく、指輪物語かパソコンゲームのような気がするのですが、白澤先生は本当にそう言っています。これは米国の精神障害者の退院トレーニングから始まったそうです。自己決定は現段階の日本の高齢者に向いているとは思えません。

日本の高齢者は
「これもあります。あれもあります。どちらにしますか」より、
「あれもありますが、これの評判がいいようです」と、
言われたいのではないか、ト私は思います。

ただゲートボールも筋トレも好きになれない。私には水泳が一番向いている。リハビリ効果も抜群……ト思う。場合によっては物語の書き直しを迫られるトいう事です。カラオケも童謡合唱もまっぴら、私にはジャズやクラシックを聞いた方がいい。デイケアなんて行きたくありません。

日本人も今後は私のような人が増えてくるのかも知れません。

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