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2006年3月28日 (火)

緊張の時

ヒドい緊張の後でホテルに帰ります。あなたは人前で緊張しますか。湯に漬かって首を曲げるとギクリと音がします。仕事の中間報告で、今やっている事、先の見通しを話しました。やっている最中に見通しなど立つはずもなく、まあ、それらしい話を作るのです。

嘘というとキツいのですが希望的観測、人が好意的に見たらそう見えるだろう話を作る訳です。中間報告なんてそういうモンです。慣れると意外にツルツル話せるようになります。ただ今も足の裏が3センチ浮く感じがあって、私は人前で話すのは好きでありません。

友人に俳優志願がいまして「演壇で緊張を解くにはどうしたらいい」ト相談したら「緊張は解いてはいけない」そういう意味の事をいう。俳優志願がいうには「緊張する力を生かす」そうです。俳優は自分と違う人間を演ずるので「舞台では自分であって自分でない」

私は発表をする。演ずるのではない。トいくら言っても俳優はそれ以上の答えをくれません。友人にはギタリストもいまして、こちらにも同じ事を聞きました。「うまくやりたいト思うから緊張する。どうでもいいと思うなら緊張なんかしない……緊張するっていい事なんだよ」

ギタリストのいう事も役に立ちません。しかし発表の日は刻一刻と迫って来ます。私は用意した原稿を暗記しながら、緊張を解く方法を考えていました。ヤケクソで早口に原稿を読みます。早くもっと早く、読みます。ア、これだ。

「世界の前に、国王たる叔父クレオンの前に立ちはだかろうとしている。若いのに私は殺されるだろう。私だって生きているのが好きだったのに」(ただの芝居のセリフです)普段の口調を変え、少し節を付けると楽になります。

俳優がいったように、普段の私ではなくなる事。口調を早くすると緊張を吐き出す気になります。うまくやりたい伝えたい。だから緊張していく。ギタリストのいうとおりです。私は2人の力を得たのです。自分を足せば3人力(笑)単純な算数です。

3人力なら少しは強い(笑)人の話によると私は話がうまいそうです。声量があって声が届く。キーワードの取り込みが早く、まとまりがいいのだ、そうです。声量は水泳で肺が大きいから、言葉はワープロで整理するから、緊張を力に変える方法も教わったからでしょうか? 聞きよう、そう言ってくれる人もいます。

湯から上がってラジオのスイッチを入れるとオール・アローンが流れます。マル・ウォルドロンというピアニストを知っていますか? ひどく気の小さな男です。でも演奏はスゴイ。私も何かスゴイことをしたような気になります。ジャズって芝居がかってますよネ。

いつの頃からか私はヒドい緊張はしなくなりました。ただステージに上がると、やはり靴の裏が3センチ浮いた気がします。劣等感は克服なんて出来ません。早口にしゃべり大きな声で話し、ゴマかすだけ……そして緊張した後はオール・アローンを聞きたくなります。

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コメント

適度の緊張はいいですね。僕もステージでは緊張します。若い頃は筋肉の緊張にもつながって、身体がカチンカチンになったけど、いまはそれはないなあ。hataさんも人前に立つんですね。ちょっと想像・・・・わはは!   すいません、笑いました。楽しい話です。僕は演奏するとき、真実の狂言師になります。むずかしいでしょ?

どこを笑った! クネクネと実体がよう判らん人に笑われとおないワ(笑)これも表現に困ったページで、結局、若い時と今を、ごっちゃに書きました。その時々よりは緊張すること自体を短くまとめたかったのです。

まじめな記事で、笑いがとれるの、一つの才能ですよ。笑うっていうか、なんかニヤニヤしちゃいました。

これは主張じゃないですね。プライベートは書けないので、それに変わる小説でしょうね。アッシュさん、聞きたい。近所の地名を出してますな。あれ、いいんですか?恋愛ネタと重なってアブナイのが出ませんか?私も若い時は出たことがありますヨ。

サイトを始めるにあたって、「公人宣言」したんです。メインサイトなど、よく見ると、僕の住所もメアドも載ってます。ヤバいんですよ、ほんとに。ここだけの話、直接のちょっと危険なメールも来ますよ。でもね、私生活を暴露することで、親しい人は「会ってなくても会ってる感じでいいなあ」って言います。男ですが。スタジオライブやってるスタジオなんて、僕の家の近所だし。カミサンは創作小説と思って読んでるかも..。いや、きっと読んでないな。とにかく危険で、橋渡りの生きざまです。 わはは!

あああ、見てませんでした。失礼しました。私は家族は見てない。作ってるのは知ってるんですが、内緒で見てるカモ……カミさんはホントにいないんだけど。身障者はみんなパソコン持ってない。今からソロソロ、近所の人とか見るはずです。アッシュさんに扇動されてヤバイの書いて……ないか?まあ、面白いかあ。それも……しかしコワ。

ヤバい実例を教えましょう。僕の場合、ブログを始める前から知ってる人が(もちろん)います。演奏家としての僕や、プロデューサーとしての僕を知ってる人。あと、プライベートな人。そんな人が同じログを読む訳です。あとはどうなるか、想像してください。一番ヤバいのが、人前で言ってることと、ログで書いてることのズレです。あと、僕は演奏家なので、演奏に興味を持ってる人が僕のログを見ると、大抵引きます。(こんなこと書く人なんだ)みたいなね。個人名を出して怒られたこともある。最初からブログで知り合った人は意外と問題ないですね。ログで人物評価してるから。僕にとってhataさんのログは問題ないです。ただ、昔からの知り合いがどう捉えてるか?は・・・怖いですよ(笑)

この問題は一度は表ページで扱うべきですね。最近の、ここ数ヶ月でもネットをめぐる状況は変わっている。悪化していると思います。先日のNHKBSのブログ番組でも、そこは取り上げていない。何のためのブログか、ちょっと判らなくなっている。自由に何でもいいが、目的もなくやる。やりさえすれば何かある、そうなってますね。

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